ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

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M109パラディン自走砲 7

Category: M109パラディン自走砲  
やっと塗装

本当は先日6月26日の池田迷作会の発表会までに完成させたかったのですが、案の定間に合わず、
それどころか仕事の納期に追われ、発表会も欠席してしまいました。
ああ、残念。

で、仕事が忙しくなる前にある程度進んでいたのをちょっとご紹介。

M109パラディン自走砲 荷物

早く塗装に入りたいのですが、その前に積荷を作っておきます。
レジン製のリアルな積荷も発売されていますが、ここはまあタミヤの現用車両装備品セットを
使いましょう。だって安いからね。

シートやアリスパックをいくつも砲塔後部に載せて、ああでない、こうでないと組み合わせを決めたら、
ひとかたまりに接着してしまいます。
この時、砲塔の小さなでっぱりに干渉する部分は、荷物の裏側を削ってなるべく荷物が
浮き上がらないようにします。

M109パラディン自走砲 荷物

砲塔サイドのラックにも荷物を載せて、さらにレーションやミネラルウォーターの箱も積み込みます。
ちなみにアリスパックのALICEって何の略だか知ってます?
All‐purpose Lightweight Individual Carrying Equipment
直訳すれば、多用途軽量個人携行装備とでもなりますか。

おじさん、昔アメリカ軍の放出品を集めてたことがありまして、アリスパックも持ってました。
これを背負ってキャンプに行ったりしてました。
アリスパックで感動したのはクイックリリースですね。
敵に襲われたとき素早く身軽になるため、ハーネスの胸のあたりにあるタブをちょいと引き上げると
金具が外れ、背負っていたアリスパックがストンと落下します。
いやあ、すごい機能だなあととても感心しました。

M109パラディン自走砲 吊り下げリング

それから、ここに注意。
この小さなリング、ちゃんとB18というパーツとして存在してますが、
説明図には書きもらしてあります。
ここに接着するのを忘れないように。
クリアパーツのグリ-ンはあらかじめ裏から塗装しておいて、車体色を吹く前に
マスキングしておきます。

M109パラディン自走砲 サーフェイサー塗布

さあ、いよいよ塗装です。
今回ねえ、前からやってみたかったブラック&ホワイト技法に挑戦してみます。
これはホセ・ルイス・ロペス氏が編み出した塗装法で、車体の明暗を白、黒、灰色で塗装してしまい、
その上から車体色を透けるように薄く吹いて、カラーモジュレーションのような効果を狙ったものです。
おじさんはいつもタミヤの水性アクリルを愛用していますが、仕事で使ってみたラッカー系のほうが
隠蔽力が弱く下地の色に左右されやすく感じて、ブラック&ホワイト技法には向いていそうなので、
今回はクレオスのラッカー系で塗装します。

まずは、サーフェイサーを吹きます。
下地の白塗装も兼ねて、タミヤの白いサーフェイサーを使いました。

M109パラディン自走砲 ゴム塗装

転輪のゴムの塗り分けを簡単に行うために、まず転輪をフラットブラックで塗ってしまいます。
ついでに、マズルブレーキも忘れないように。

M109パラディン自走砲 転輪塗り分け

製図用のテンプレートを当てて、さっとグレーを吹きます。
奥まった暗い部分は、わざと吹き残します。

M109パラディン自走砲 転輪

ほーら、カンタン。
こんなの1個1個筆で塗り分けていたら、気が遠くなります。

M109パラディン自走砲 前部

同じグレーで車体に明暗を付けていきます。
グレーを吹く部分はパネルラインと入り隅、そして車体の汚れを意識して上から下方向です。

M109パラディン自走砲 後部

とりあえず、今日はここまで。
この後、もうちょっと調子を付けていく予定です。


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M109パラディン自走砲 6

Category: M109パラディン自走砲  
小物の工作だよ

このキットはとても精密なパーツで構成されています。

M109パラディン自走砲 パーツ変形

このパーツなど0.5ミリほどの細い手すりまで一体で成形されていますが、逆にその細さゆえ
変形してしまっています。

M109パラディン自走砲 手すり作り直し

ここは洋白線で作り直しましょう。

M109パラディン自走砲 アンテナ加工

これは針じゃありません。
アンテナです。
アンテナも洋白線で作りますが、やっぱりテーパーになってた方がいいので、
ヤスリとペーパーで削ってテーパーにします。

M109パラディン自走砲 アンテナキャップ

アメリカ軍の現用車両のアンテナの先っぽには、涙滴状のキャップが付いています。
これを再現するか、面倒だからやめるか迷いましたが、作ることにしました。
ランナーを火であぶって引き伸ばし、細くなり始めた根元でカットして、
あとはチマチマとヤスって丸めてやります。
なにしろ1ミリくらいの大きさなので、やりにくいったらありゃしない。

M109パラディン自走砲 アンテナ

細い方でカットして、穴をあけてアンテナの先端に接着します。
本当は細い方はアンテナの直径まで絞り込まれていますが、、削るのも難しいし、
穴をあけるのはさらに難しいので、これで目をつむってつかあさい。

M109パラディン自走砲 アンテナ

これを二組作ります。
アドラーズネストから真鍮製のアンテナキャップが出ていますが、4個で735円と結構な値段ですし、
1ミリ程度の小さなものなので、伸ばしランナーで作った方がいいです。
ま、パッと見、それらしく見えるでしょ?
そりゃ精度では負けますが(笑)

M109パラディン自走砲 サイドラックパーツ

サイドラックのパーツにはエッチングパーツが付属しています。

M109パラディン自走砲サイドラック

組むとこんな感じです。

M109パラディン自走砲 ポリタンク

エッチングといえば、水タンクの固定ベルトもエッチングです。
これねえ、バックルにベルトを通しながら接着するってかなり難しいですよ。
ピンセットを持つ指がつりそうになります。

さあ、組み立ても大詰めを迎えました。
何とか完成させたいです。


M109パラディン自走砲 5

Category: M109パラディン自走砲  
製作再開!

早くも3か月も間が空いてしまいました。
2月から今までずっと忙しくて、模型も作っていられませんでしたが、
ゴールデンウイークに少し作業が出来たので、久々の更新です。

さて、キャタピラを作るのですが、スカイボウの可動式キャタピラを使う予定でした。
ところが組んでみると、どうも具合がよろしくない。
履板の両側からエンドコネクターをはめ込む方式なのですが、嵌合がキツキツなので、
エンドコネクターの並びがガタガタになっちゃうんだな。
嵌合が緩いと抜けちゃうからしょうがないんだけど、どうもあんまりおもしろくないなあ。

クリスティータイプの足回りは、起動輪と誘導輪の間に垂れ下がったキャタピラの
緩いカーブが魅力だとおじさんは思っているので、ここのエンドコネクターがガタガタしてると
魅力が半減しちゃいます。
なので、キット付属のベルト式キャタピラを試してみます。

M109パラディン自走砲 キャタピラ

こいつは履板の裏側に何か所かボッチが出てるので(赤丸のトコね)、切り取るのを忘れないように。
それよりも材質がゴム系の樹脂なので、御覧のようにひきつったような形状になってしまっていて、
金属の硬質感が無いのが気になりますね。

M109パラディン自走砲 キャタピラ弛み

でも車体に装着すると、おおっ!いいじゃん!
この樹脂は比較的重いので、自重で自然なカーブを描いて垂れ下がってくれます。
美しいじゃないですか。
コレ、なんにも加工してません。
ただ、はめただけです。
これで充分!
スカイボウの可動式キャタピラはイタレリのM109を作る時にとっときましょう。
たぶん、そんな時は来ないけど。(笑)

M109パラディン自走砲 砲身基部

続きまして、砲関係いきます。
キットにはアルミ製の砲身が付属していて、スプリング内蔵でリコイルのアクションを楽しめます。
そのため、強度を確保するために、砲身基部は真鍮のパイプになっています。
その基部を囲むカバーが4分割されていて、これの位置決めがむずかしいっ!
説明図と実車写真をよく見て組みましょう。

M109パラディン自走砲 砲身

これにアルミ砲身を組み込みます。
車体色はサンド、マズルブレーキだけブラックという塗装例を選択したので、
塗装のしやすさを考慮して、マズルブレーキは後ハメできるよう、ダボを削っておきます。

M109パラディン自走砲 砲身取付け

出来上がった砲身を砲塔パーツに組み込みます。
これが難儀しました。
砲身基部は複数の繊細なパーツの集合体なので、接着の際の些細なズレが
だんだん増幅していって、砲塔パーツに組み込む時にパーツ同士が干渉しあって
うまく納まりません。
どこが干渉してるか見極めて、あっちこっち削ってどうにか納まりました。
これはキットの精度が悪いのではなく、精度が良すぎて、かえって接着作業の正確さが
シビアに要求されるのです。
うーん、初心者にはちょっとキビシイかな、このキットは。

M109パラディン自走砲 砲塔ハッチ

砲塔左前部のハッチには、付属のエッチングパーツを使用します。
エッチングパーツは付いてるわ、アルミ製砲身は付いてるわ、
別売りのディテールアップパーツを買う必要はないですね。

M2重機関銃加工前

さあ、お楽しみのM2重機関銃です。
おじさん、この銃が大好きなのですが、AFVクラブのM2は大変精密にできているので
とても期待していました。
バレルジャケットの放熱用の穴がちゃんと抜けているのがうれしいところですが、上2列と下2列は
金型の抜き方向の関係でどうしてもきちんと抜けません。

M2重機関銃加工後

で、ピンバイスで穴を開け直しておきます。
うーん、肉眼で見ると全然OKですが、アップで見るとイマイチですね。

M2重機関銃

でも、完成すると、すんごいカッコイイ!
立体感、精密感ともに文句なしの出来栄えです。
思えばおじさんが子供の頃、キットについてたM2は本体、弾薬受け、支持架の
たった3パーツで構成されていました。
中学生の頃は、実物に近づけようと、グリップやチャージングハンドルを
プラバンと伸ばしランナーで作ったりしました。
それが今や、キット素組みでこの精度!
支持架まで入れるとパーツ数なんと19個!
恐ろしく進化したものです。
あと、付け加えるとすれば、紛失防止用のチェーンくらいでしょうか。
何かのエッチングパーツの残りがあったかもしれません。
探してみよっと。


M109パラディン自走砲 4

Category: M109パラディン自走砲  
車体パーツの取り付け

あっという間にひと月以上たってしまいました。
ようやく仕事にキリがついたので、久々の更新です。

さて、パラディンちゃんですが、トラベルロックを作ります。
これが凄い!
実に14パーツから成っていまして、恐ろしく精密です。
ただ、組立てにやや無理があります。

トラベルロック

赤丸で囲った5か所の穴に、シャフト部分をはめ込めという指示ですが、シャフトの先端には
位置決めのためのダボがありまして、こいつが邪魔をして5か所同時にはめ込むなんて絶対ムリ!
ダボをある程度削って(全部削ると位置が決めにくくなります)様子を見ながらはめ込みましょう。

それから、車体への取り付けの溝(赤い矢印)は自分で開けたのですが、
ちょっと大きすぎて隙間が出来てしまいました。
あららら。
じゃ、まあリカバリーしましょう。

溶接跡

隙間をふさぐのとディテールアップを兼ねて、溶接跡を再現します。
やり方は模型雑誌でも紹介していますが、わりと簡単。
伸ばしランナーを接着して、タミヤの流し込み接着剤を塗ってランナーを柔らかくしたところで、
目打ちなどの尖ったものでつついてテクスチュアを付けます。
はい、これでOK。

トラベルロック

で、このトラベルロックは可働しまして、起きている状態から倒しますと、
砲身を固定するアームが連動して開きます。

トラベルロック

パーツが繊細なので組立てには注意が必要ですが、ていねいに組み立てれば、
このアクションを楽しむことができます。ちなみに倒れてるのを起こしても、
残念ながらアームは閉じたりはしません。
悪しからず。

後部ドア

後部ドアのヒンジもはめ込み式ですが、やはり同じようにダボを少し削らないとはまりません。
もっとも、ドアを固定するならダボを全部削って接着してしまえば簡単です。

説明書訂正

さて、ここで説明書の間違いを見つけました。
パーツの番号が違っていたり、パーツそのものを書き漏らしていたりします。
ランナーに残っていたパーツから類推して、赤ペンで書き込んだものが正しいと思われます。

後部パネル

で、後部パネルはこのようになります。

スペード

ここへ駐鋤(スペード)をとりつけると、とてもメカニカルでいいですね。
スペードには少しヒケがみられましたが、折りたたんでしまえばほとんど隠れてしまうので、
パテ埋めはサボりました。あはは。


M109パラディン自走砲 3

Category: M109パラディン自走砲  
明けましておめでとうございます

MATV-MRAP

2016年も始まってすでに5日経っております。
遅ればせながら、新年のごあいさつをさせていただきます。

昨年は、3月に建築模型オフィスブラボーワンという個人事務所を立ち上げ、
おかげさまで、ここまでどうにかやってこられました。
自分一人で始めた商売なので、初めての経験ばかりで戸惑うこともたくさんありましたが
少しずつお客さまも付きはじめ、これからもがんばっていこうと思っています。

このブログでも建築模型の作り方をご紹介したりしていましたが、
これからは建築模型の作り方はホームページ内のブログで扱い、
「ヒロナリさんのモケーな日々」では、趣味のプラモデル関連に
絞っていきたいと思います。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。

さて、今日はパラディンの車体前部を組んでいきます。

雨などで濡れた戦車の車体の上で足を滑らすと大変危険です。
そのため、たいていの現用AFVの車体上面には、ザラザラした滑り止めの
特殊なコーティングが施されています。
このキットでは、砲塔上面には最初からこのアンチスリップコーティングがモールドされていますが、
バリエーション展開を考慮してか、車体上面にはありません。
そのかわり、こんなものが付いてきます。

アンチスリップ

ザラザラした半透明の糊付きのシートです。
これを台紙からはがして所定の位置に貼るわけです。

アンチスリップ接着

これ、実際にやってるところ。
気泡が残らないようにこすっています。
シートにはコシがあり貼りやすく、糊は結構強力なので塗装作業ではがれる心配も無さそうです。
こいつぁいいや!
とてもお手軽にアンチスリップが再現できます。

点検ハッチ

こちらはアンチスリップを貼ったトランスミッションの点検ハッチです。
このキットではハッチはすべて可動、あるいは開閉選択できます。
ですがおじさん、今回は全て閉じるつもりなので、全部閉状態で接着固定してしまいます。

手すりディテールアップ

ハッチの取っ手はちゃんと別パーツですが、ここは洋白線で作り直します。
キットのパーツはとても繊細で、ゲート跡の処理がしにくいので、作り直したほうが手っ取り早いのです。
ただし、目分量でやったので、ぴったりの寸法のものが作れるまでにこんなにロスしてしまいました。
どっちがラクだかわかりゃしない。(笑)

ハッチ接着

トランスミッションの点検ハッチを接着しました。
相変わらず、ピタリと納まります。

手すりディテールアップ

ドライバーズハッチの取っ手も作り直します。
こっちは同じ大きさのものを2つ作らねばならないので、
あらかじめプラバンでゲージを作りました。
しかし、取っ手が2つあるハッチって初めてです。
このハッチは、本体の上に少し隙間を開けてもう1枚装甲板が付いているので
重いから両手で持たないと動かないのでしょうかね。

ドライバーズハッチ

ハッチのロックレバーもついでに作り直しておきます。
ペリスコープはクリアパーツが用意されていますが、今回はカバーを閉じてしまうので
せっかくのクリアパーツは生かせません。

排気管

排気管にはエッチングパーツが用意されています。

謎のパイプ

おじさんには何の用途かわかりませんが、エンジンルームからパイプ(Q23)が出ていまして、
そのまま接着すると、これが車体側面へはみ出しすぎるような気がしました。
そんな時は実車を見ましょう。
おじさんが頼りにしているのは「プライムポータル」というサイトで、
ここには古今東西の軍用車両の写真があります。
世界中のマニアが博物館や軍の施設で撮ってきた写真を投稿するサイトで、
たいていの車両が揃っています。
しかもモデラー的な視点で撮っているので、ディテールがよく分かり、とても重宝しています。
AFVだけではなく、火器、軍用機、軍艦、ロケット、鉄道、農業用トラクターなんかも
あったりするので、一度覗いてみてください。

http://www.primeportal.net/the_battlefield_armor.htm

で、実車を見たところ、付け根のパーツ(C9)のリング状の部分を削れば
ちょうどうまく収まります。
上の写真が正しい位置です。

エンジンカバー接着

エンジンカバーを取り付けます。
ここも可動して、カパッと開くことができますが、今回は閉位置で接着してしまいます。

前照灯

前照灯はレンズがクリアパーツになっているので、塗装を済ませてから
レンズを接着することにします。
マッドフラップは接着の効く軟質ゴムパーツです。

さて、今日はここまで。
休み明け、明日からは新しい仕事が入っているので、パラディン製作記もしばらくお休みします。
仕事のキリがついたら、また始めますのでよろしくね。


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プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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