ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

1/1高機動車は本物に見えるか? 2

Category: 高機動車  
お待たせしました。1/1高機動車の正体を明かします!

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実はこれ、お芝居のための大道具なのです。
驚いた?

おじさんは高校時代、演劇部で芝居の面白さにハマり、
1986年演劇部のOBを集め、ぐるうぷ草演舎という劇団を立ち上げ、
初代の劇団代表を務めました。
結婚を機に芝居からは足を洗いましたが、今でも頼まれて、
たまに草演舎や大垣市の市民創作劇に出演したりしています。

この高機動車は、2003年の公演、
「ヌサ トゥンガラ -孤島の土となるとも-」という芝居のために
草演舎の美術スタッフが、作ったものです。
すごいね、まったく。

ストーリーを紹介します。

PKO活動で、東ティモールに派遣された陸上自衛隊。
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帰国の前日、二人の隊員が落雷のため、意識を失う。
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意識を取り戻した二人は、人格が変わってしまっていた。
彼らの体には、終戦直後、この東ティモールでB級戦犯として
処刑された、二人の帝国陸軍軍人の魂が憑依したのだ。
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祖国を信じ、あえて戦犯の汚名を着た二人の思いとは。
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彼らが見た、自衛隊と戦後日本の姿とは。
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太平洋戦争の意味と、現代日本のあり方を問う魂の物語。
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という、結構感動的なお話なのです。

ちなみに、主人公前田大尉は実在の人物で、
戦犯として処刑されたのは、史実に基づいています。
また、ヌサ トゥンガラとは、現地の言葉で、
美しい島々という意味です。

脚本を書いたのは、おじさんの中学からの友人で、
現在代表を務める清よしひこ。
こいつはおじさんと同じく、絵や工作が得意で、
おまけに元自衛官なので、高機動車の製作や、
衣装、小道具、自衛隊の所作にはこだわりまくりました。
というより、実物大の高機動車が作りたくて、
この脚本を書いたというべきか(笑)

この年、2回公演を行なったのですが、再演の時は、
おじさんもAP通信のカメラマンの役で出演しています。

どうです?見てみたくなったでしょ。
でも、残念ながら再々演の予定はなさそうです。
公演の動画があるので、興味のある方は、
草演舎のホームページを覗いてみてください。

次回は、高機動車本体を紹介します。


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1/1高機動車は本物に見えるか? 1

Category: 高機動車  
以前、いつもコメントを下さる宮崎さんが、ご自身のブログ
戦車模型AFVfunで、
「新聞の報道写真のような解像度の悪い写真でも、
本物の戦車は本物に見えるのはなぜだろう、
ディテールを作りこむことに意味があるのだろうか。」
というようなことを書いていらっしゃいました。
それに対して、おじさんは、こうコメントさせていただきました。

なぜ解像度の悪い写真でも、本物は本物に見えるのか。
おじさんは、実物と1/35のサイズの
絶対的な違いにあると考えています。
もしも、Dr.スランプのデカチビ光線銃が実在して、(たとえが古い!)
本物のティーガーを1/35に縮小したら、
それは究極のスケールモデルですよね。
何しろスケールが小さいだけで、すべて本物なんですから。
じゃあ、それを写真に撮ったら本物に見えるかといったら、
やはり、よく出来た模型にしか見えないと思います。
あくまで想像ですが。
人間の目は、写真に写ったものの大きさを、
ちゃんと識別してしまうんじゃないでしょうか。
逆に言えば、実物大で作れば、プロポーションが変でも、
ディテールが間違っていようとも、本物に見えるんじゃないでしょうか。
デカチビ光線銃ティーガーと、プライベート・ライアンの
T34改造ティーガーを比べたら、形の正確さはともかく、
きっとT34改造ティーガーのほうが本物に見えると思います。
これじゃ、どうがんばってもプラモデルじゃ、
本物と見まごうものは作れないという結論になっちゃいますね。
そんなつもりはないんですが、
リアルさの追求を否定するみたいになっちゃて、すんまそん。

と、書いてからしばらくして、あることを思い出しました。
そういえば、俺も実物大の模型?に関わった事があるじゃないか!

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白いUNカラーに塗られたPKO仕様の陸上自衛隊高機動車!
こいつはいったい何者?
おじさんが作ったの?
答えは、次回の更新のココロだーっ!


ミラー大尉に敬礼! 番外編

Category: ミラー大尉  
行って来ました中京AFVの会。
報告遅れてすいません。昨日、一昨日眠たくて。

さて、12月14日、名古屋は鶴舞の愛知県勤労会館。

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勇んで出かけたおじさんは20分前に到着しましたが、
すでにロビーには開場を待つ多くのモデラーの皆さんが!
さっそく目に入ったのは、ロビーのソファに置かれた巨大なディオラマ。

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映画「スターリングラード」をモチーフにした市街戦と、

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谷底へ転落するシャーマンの2点の素晴らしい作品です。

さっそく、作者の高倉清彦さんに話しかけ、
おじさんもミラー大尉を披露して、
開場前から盛り上がってしまいました。

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会場は、例年よりやや多いくらいの参加者で大盛況。

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今年初めての試みとして、大日本絵画のブースが店を開き、
アーマーモデリングのバックナンバーや、
AFV関連の書籍を販売していて、おじさんも2冊買いました。

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ミラー大尉も好評で、多くの方が熱心に見ていかれ、
お褒めの言葉をいただきました。
おじさんは、用意していった名刺を交換して
たくさんの方とお話しして、お昼までの2時間は、
あっという間に過ぎました。

午後は、例年通りゲストへの質問とフリートークが行われ、
コンテストの発表がありました。

結果から言うと、おじさんは残念ながら戦果なしでした。
モデラーズ大賞は、予想通り高倉さんのスターリングラード。
これは文句なしです。本当に素晴らしい!
金賞は、水野シゲユキさんのM3リーでした。
これがまたすごい。小さなビネットですが、
打ち捨てられ朽ち果てた感じが見事でした。

AFVの会は、自慢の作品を持ち寄り、それをサカナに
見知らぬ同好の士とおしゃべりを楽しむものと考えれば、
それはそれで充分楽しい会なのですが、
コンテストがある以上、入賞したいと思うのが人情。
ここでひとつ、コンテストへの傾向と対策について考えてみます。

おじさんの今までの経験で言えば、(偉そうですんまそん)
入賞するコツを一言で言うと、
「ナンバーワンを目指さず、オンリーワンを狙え!」です。

こういう会に参加するモデラーは、一定以上の
レベルの方ばかりなので、少々工作や塗装がうまくても、
まわりの高いレベルの作品に埋没して、印象に残りません。
そういう意味では、単品作品は不利で、
ディオラマのほうが入賞しやすいです。
技術の差がほとんど無いのなら、技術のトップを目指すより、
誰もやってないことをしたほうがいいです。

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おじさんが以前金賞をもらったこのディオラマは、1/16です。
とにかくデカければ、それだけでインパクトがあると考えたのです。
ただデカいだけでは、ウリがないので、
OVMの金具をすべて自作しました。

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また、次の年、金賞をもらったこの作品は、
見てのとおりヘリコプターが主役です。

両方に共通しているのは、オンリーワンです。
おじさんより技術的にうまい方はいっぱいいますが、
1/16やヘリコプターを作った人はほかにいません。
いやでも目立ちます。
印象に残ります。
そこそこの技術しかなくても、題材やシチュエーションを工夫して、
いかに見る人を楽しませるかということを考えたほうが、
入賞しやすくなると思います。

そういう意味ではミラー大尉もオンリーワンでしたが、
入賞しなかったので説得力無いってか。

ま、模型は趣味ですから、そんなこと考えず、
好きなものを好きに作って、
自分が楽しければそれでいいんですがね。

でも、大尉殿、この2ヶ月間お付き合いできて
大変楽しく、光栄でありました。
ありがとうございました。
大尉殿に敬礼!



ミラー大尉に敬礼! 20

Category: ミラー大尉  
ミラー大尉完成お披露目です!

今朝、外で写真を撮ってみました。
あえて、昼間の明るい光の中ではなく、
早朝の薄暗い光で撮ってみました。

画像 394
まずは、全景。
バックの田んぼは、かんべんしてつかあさい。

画像 377
上半身です。

画像 381
横顔。
我ながら、無精ヒゲがうまく描けたと思います。

画像 365
ブーツや、膝や尻に、前回紹介した泥の粉末を
水で溶いて汚してみました。

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お見せするには恥ずかしい出来の部隊章です。
文字の天地が1.5ミリしかないので、
おじさんの腕では、これが限界です。

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右のエポレットからぶら下がっている布の切れ端は、
化学処理された生地で出来ている毒ガス検知用の腕章です。
毒ガスに触れると、色が変わるようになっていたそうです。
劇中では、上陸シーンですでに破れていました。

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彩度を抑えた色で、狙っていた感じになりました。

画像 374
逆光もドラマチックでかっこいいです。
(↑自分で言うな!)

では、大尉殿とともに、明日は中京AFVの会に出撃します!


ミラー大尉に敬礼! 19

Category: ミラー大尉  
ベースのウェザリングです。

まずは、ガッシュのセピアとブラックを混ぜたものを、
全体にシャバシャバと塗ります。
次に、シミのような汚れを粉末のパステルでつけます。
近所の石やコンクリートの建造物を見ると、
その色は黒っぽい小豆色です。

ここで秘密兵器の登場!(何を大げさな)

画像 271
一見パステルの粉末のようですが、土です。(なーんだ)
9月の大雨のとき、おじさんの工場の近くの川の水があふれました。
幸い堤防は決壊しませんでしたが、
堤防道路の上に大量の泥が残りました。
これが乾くと硬くなり、つぶすと実に細かい粉末になります。
これ使えるんじゃないかと、ビニール袋に入れて持って帰りました。
この土を水で溶いて、全体に塗ります。
それから、グリーン系のパステルで、コケを表現します。
すると、

画像 336
これが、

画像 339
こうなりました。

画像 341
壁面のアップです。

画像 340
石畳のアップです。

画像 343
試作品と比べると、グッと良くなりました。

画像 346
さらに瓦礫を撒きます。
道端の石ころをハンマーで砕いたものです。
水溶き木工ボンドで固定。
このとき、模型誌で見たように台所洗剤を1~2滴混ぜると
表面張力が無くなり、水玉になることなく、
スッとベースになじんでくれます。
すごいな、誰が思いついたんだ、こんなこと。

画像 345
タイトルプレートは、パソコンで作り、写真用紙に印刷します。
タイトルの文字は、映画のラストに登場する大尉の墓碑銘を、
そのまま使わせていただきました。
ただし、地名は、大尉の出身地であるペンシルベニアではなく、
大尉が戦死した街ラメルとしました。
ラメルのスペルが分からなかったのですが、
ウィキペディアの英語版で調べたら、難なく判明しました。
なるほど、インターネットは便利だね。
ちなみに、ラメルは架空の街で実在しないそうです。

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タイトルプレートを貼り、その上に透明プラバンをかぶせ、
飾りに真鍮の釘で固定して、飾り台の完成です!


ミラー大尉に敬礼! 18

Category: ミラー大尉  
買ってきましたスチレンボード。
さっそく、石畳を作りましょう!

画像 320
ベースサイズに切り出したスチレンボードに、試作品でやったように、
鉛筆で目地をけがき、ヘラで凸凹を付けます。

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欄干の石積み部分は、スチレンボードを6枚積層します。
B4スチレンボード1枚ちょうど使い切りました。

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崩れ落ちた部分は、ペンチでむしりとります。

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補強のため、つまようじを刺して、木工ボンドで接着。

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試作品では、茶色系でいきましたが、今回はグレー系で。
少しブルーを混ぜたグレーに着色したモデリングペーストを、
塗りたくります。
スポンジを押し当てたり、また水を含ませたりして、
筆の跡を極力消します。

画像 333
硬化後、表面にペーパーをかけてみたら、
思いがけず削れた凸部が白っぽくなり、
ハイライトを入れたようになりました。
ラッキー!

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思った以上にいい感じになったぞ。
よーし、こっからウェザリングだ!


ミラー大尉に敬礼! 17

Category: ミラー大尉  
石橋を作るのに、粘土ではうまくいかなかったので、
別の方法を試します。
スチレンボードに目地をケガいて、コーティングするという方法です。

画像 316
まずは、本番の前に実験。
タミヤのスチレンボードの切れっぱしに、鉛筆で目地を下書きして、
そのまま強く鉛筆を押し付け、目地を彫ります。

画像 317
次に、ヘラを押し付けて石の表面に凸凹を付けてみました。
スチレンボードは、硬いものを押し付けると跡がつきやすいので、
これだけでも結構それらしくなります。

画像 318
でも、それだけではテクスチュアが足りないので、
ガッシュで着色したリキテックスのモデリングペーストを
表面に塗ります。
写真集で観ると、茶色っぽい色だったので、茶色系にしてみました。

画像 319
で、モデリングペーストを自然な感じに塗るのが
結構難しいだな、これが。
原液のままだと、筆の跡が付きすぎて石には見えず、
薄めすぎると凸凹が付かないと、コントロールに慣れが必要です。

画像 338
乾いたところで、ガッシュで明暗を付けてみました。
今二つくらいの出来ですが、方法としては、これでいけそうです。
よし、スチレンボードの在庫がないので、買ってこよう!


テーマ : フィギュア    ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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