ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

不定期連載ノスタルジックプラモデル 37

Category: ノスタルジックプラモデル  
ニットー 1/35 ハノマーク兵員輸送車

こんな昔話ばかり書いているので、お察しのとうり
Ⅲ号突撃砲は進んでいません。(笑)

さて、タミヤがハノマークを発売する遥か以前に
ニットーからもハノマークは出ていました。
これが意外といいキットでした。

キャタピラこそ当時のお約束で黒いゴム製でしたが、
デッサンはしっかりしていて、タミヤのハノマークと比べても
遜色はありません。
細部パーツは、ややゴツイのですが、後部ドアが確実に開閉して、
パチンパチンと小気味よく作動したのがうれしかったです。
当然モーター走行しましたが、走らせた記憶がありません。
作るのに失敗したか、はじめからモーターを組み込まなかったのか、
今となっては分かりません。

ただ残念なのは、人形が付いてないことでした。
戦車と違い、オープントップの車両は完成後も操縦席が
丸見えなので、ドライバーがいないとやはり寂しいのです。
もっとも、当時タミヤ以外の人形は出来が良くなかったので、
付いていても満足できるものではなかったかもしれません。

子供の頃は、映画に登場する戦車はすべて戦時中の実物を
使用しているものだと無邪気に思ってました。
実物のドイツ戦車は戦争で損耗し、残った数少ない実物は
博物館にあるという事実は知らず、ドイツ軍の塗装をされた
アメリカ戦車を本物のドイツ戦車だと思い込んでいました。
それが4年生頃になると、プラモデルや望月三起也の戦記漫画を
とおして、本当のドイツ戦車の形を知りはじめました。
「コンバット」や「ラットパトロール」にもドイツ軍の
ハーフトラックはよく出てきましたが、ドイツ軍役でもそれは
アメリカ製のM3で、本当のドイツのハーフトラックは
こんな形であることを、このキットで初めて知ったのです。

「コンバット」に出てくるドイツ軍役のM3は、
天井を装甲板でふさぎ、銃塔を載せていました。
あれはM3であることをヒロナリ君は分かっていましたが、
あの銃塔はドイツのハーフトラックに実際にあり、スタッフが
それに似せて改造したものであろうと、間違った解釈をしてしまい、
ニットーのハノマークにも、あの銃塔を載せようと
ヒロナリ君は考えました。

まだ、プラバンは発売されておらず、こういうときの工作の
素材として、少年雑誌のプラモデルのページでは、
ケント紙を勧めていました。
ところが、ケント紙などというものは見たことも聞いたこともなく、
近所の文具店にも売ってそうになかったので、
一番身近な素材、画用紙を使いました。

まずは、車体前後に搭載されている機関銃を取り去り、
オープントップの開口部を画用紙でふさぎました。
次にコンパスで描いた扇形を丸めて銃塔を作り、
はずした機関銃を取り付け、天井に載せました。
レベルカラーのタンで塗ったのですが、車両本体までは
面倒だったので塗りませんでした。
キットの成型色はレモンイエローのような明るい黄色だったので、
画用紙で作った部分との色の差がハッキリ出てしまい、
なんだかお粗末な出来でしたが、そのオリジナリティ溢れる
シルエットにヒロナリ君は満足していました。

その他にも、画用紙を使ってパンサー戦車のシュルツェンを
作ったりして、出来はともかく、ヒロナリ君は小4にして
すでにいっぱしの模型少年を気取っていたのであります。(笑)


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不定期連載ノスタルジックプラモデル 36

Category: ノスタルジックプラモデル  
タミヤ タンクカラー

70年代、タミヤのキットの箱には、パーツと説明書の他に
二つ折りの小さなパンフレットが入っていました。
そこにはさまざまな新製品が紹介されていて、
そのパンフレットを集めるのも小さな楽しみでした。

そのパンフレットに、タンクカラーも紹介されていました。
タンクカラーとは、缶スプレーの戦車用塗料です。
ダークイエロー、ダークグリーン、レッドブラウン、
ジャーマングレイ、オリ-ブドラブの5色があり、現行のタミヤの
缶スプレーより容量は多かったのですが、1本300円したので、
なかなかヒロナリ君には手が出ませんでした。
他に、カーモデル用にレーシングカラーというものもありました。

二つ折りパンフレットは基本的に1色刷りですが、
タミヤから発売されている戦車の迷彩図が多色刷りで
載っているものがありました。
また、型紙や脱脂綿を使って行うタンクカラーを使った
迷彩塗装のやり方も紹介されていました。
まだ模型雑誌の存在を知らない田舎の小学生にとって
これは貴重な模型知識のバイブルでした。

当時、ヒロナリ君は戦車の車体はキットの成型色を生かして
塗装しませんでした。
転輪のゴムや、スコップなどの装備品を塗り分けるだけです。
もともとオリーブドラブで成型されてるのに、その上から
オリーブドラブを塗る必要は無いと考えていたのです。
しかし、成型色以外の色にしたいときは
どうしても塗らないわけにはいきません。
そこで、思い切って買ってみました、タンクカラー。

さっそく使ってみたのですが、確かに筆塗りより効率的ですが、
けっこう扱いにコツが要りました。
というのは、缶スプレーなどキンチョールくらいしか身近に
無かったので、ついキンチョールのようにシューッと
長吹きしてしまい、塗料が出すぎて液ダレしてしまいました。
たれた部分は乾いても盛り上がったままで、本来つや消しなのに
その部分だけツヤが残って、カッコ悪かったのです。
といってリカバリーの方法も知りません。

そんなわけで、缶スプレーできれいな塗装をするには技術が必要で、
失敗しながら、手探りで方法を探っていくしかありませんでした。
結局、今でもおじさん、缶スプレーは苦手です。(笑)
でも、タンクカラーの日本酒を思わせる、
あのアルコールっぽい匂いは好きです。

小さな頃は自分ではプラモデルは作れず、
近所の中学生のお兄ちゃんに作ってもらったりしていましたが、
その頃には立場が逆転して、年下の従弟のために
プラモデルを作ってやったりしてました。
作ること自体が楽しかったので、頼まれると大喜びで
引き受けていました。

タミヤのセンチュリオンを作ったとき、
頼まれもしないのに勝手に迷彩塗装をすることにしました。
オリーブドラブの成型色をタンクカラーで
ダークイエローに塗り替え、レベルカラーのレッドブラウンで
迷彩模様を描き込むのです。
初めてのチャレンジにワクワクしてました。

ところが!
レッドブラウンを筆塗りすると、下地のダークイエローが
溶けてくるではありませんか!
なんで?
どうして?
同じラッカー系の塗料を重ね塗りすれば、下地が溶けるのは
今では当然の常識ですが、当時のヒロナリ君には
そんな知識はありませんでした。
迷彩色に下地を侵さないアクリル系やエナメル系を使えば
問題ないのですが、水性アクリルはまだ存在せず、
エナメル系のパクトラタミヤは、6色のセット売りで、
バラ売りしてなかったので、ヒロナリ君は持っていませんでした。
どちらにしても、ラッカー系同士で塗るよりほか無かったのです。

一度塗った場所を何度も筆返しすると、下地が溶けてくるのが
分かったので、なるべく一発で決めるように慎重に塗り進めました。

どうにか全部塗り終え、何とか完成させましたが、
説明書に載っているタミヤのスタッフが塗った
迷彩塗装の完成写真とは、どこかが違いました。
何がどう違うのか分からないのですが、さすがプロが作ったほうは
本物っぽく、ヒロナリ君が作ったほうは
どこかオモチャっぽかったのです。

こうして、その差を埋めるための長い旅の第一歩を、
その日ヒロナリ君は踏み出したのでありました。


不定期連載ノスタルジックプラモデル 35

Category: ノスタルジックプラモデル  
タミヤ 1/35 M551シェリダン空挺戦車

シェリダンはカッコイイ!
文句なしにカッコイイ!
おじさん、2番目に好きな戦車です。
ちなみに1番は、スエーデンのSタンク。
ああいう未来的な、鋭いフォルムが好きなのです。

箱絵がまたいい!
シングル版のホワイトパッケージは、斜め上から捉えた構図。
濃いグリーンの車体に黄色い32という車番が鮮やかで
カッコよかったです。
リモコン版の迫力あるイラストは、高荷義之氏によるもの。
初期のものは、車体の前に歩兵が二人いたのですが、
後期になると、消されています。
アメリカの消費者団体からのクレームで、
キットに含まれてないものを箱絵に描くなということなのですが、
なんとも無粋なことを言うもんです。
おかげで、リモコン版ロンメル戦車に描かれたサイドカーも
消されてしまいました。
まったく杓子定規なヒトたちは困ります。

で、シェリダンですが、なんとも魅力的なカタチです。
車体は先鋭的で、コンパクトにまとまり、リターンローラーの無い
足回りは、垂れ下がったキャタピラが美しい弧を描きます。
左右非対称の、有機的なフォルムの砲塔に大量の弾薬箱を取り付け、
太く短い主砲が敵を睨みます。
どこか、サンダーバードメカに通じるカッコよさがあります。

ただ、作ってみるとポリキャタピラがピンと張ってしまい、
説明書の完成写真のように垂れ下がったようにしたかったのですが、
どうしていいか分かりませんでした。

田舎の小学生だったヒロナリ君は知らなかったのですが、
ヴェトナム戦争で使われたシェリダンは、キューポラの周りを
装甲板で囲われていました。
これがまたカッコ良いのですが、キットにはそのパーツは
入っていませんでした。

30代になった頃、再びシェリダンを作ってみました。
このときは、キューポラ周りの装甲板をプラバンで自作しました。
そのほかにも資料写真や図面をもとに、
分かる限りのディテールも再現しました。
塗装は、湾岸戦争のときの、砂を使った現地での応急迷彩に
チャレンジしました。
全体にオリーブドラブを吹いたあと、トノコを水で溶いて
筆で塗りたくりました。
トノコだけでは色味が単調なので、パステルで調整します。
バーリンデン製の戦車兵を乗せて完成したシェリダンは、
我ながらいい出来でした。

数年前、アカデミーからもシェリダンが発売されました。
さっそく買ってみると、エッ、車体にこんなくぼみがあるの?
トーションバーはこんな向きになってるんだと、
新しい発見がいろいろありました。
苦労して自作したパーツが、なんてことなくパーツ化されていて、
ありがたいような、悔しいような。(笑)
ただ、起動輪と誘導輪がタミヤより小さく、図面と比較しても
小さいので、これで正しいのかなとちょっと疑問です。

大好きな車両なので、またそのうち作ります。
って、その前にⅢ突だろっ!


不定期連載ノスタルジックプラモデル 34

Category: ノスタルジックプラモデル  
静岡模型組合共同企画 1/700ウォーターラインシリーズ

小学校高学年になった頃、ヒロナリ君の模型の好みは
戦車に向かっていましたが、飛行機も車も気に入ったものは
まだ何でも買っていました。
もちろん軍艦も大好きでした。
そんな1971年、ウォーターラインシリーズがスタートしました。

これはとても画期的なシリーズでした。
ひとつのメーカーが単独で出すのではなく、
タミヤ、ハセガワ、アオシマ、フジミの4社が共同で、
連合艦隊を統一スケールで再現するという壮大な企画です。
また、当時は船の模型は、ゴム動力なり、モーターなりで
水上航行するのが当たり前でしたが、このシリーズは、
ウォーターライン、つまり喫水線以下を省略して、
机上に並べて飾る純粋なディスプレイモデルでした。

すでにミリタリーミニュチュアシリーズもスタートしていましたが、
走らない戦車、走らない船を商品化するのは、
当時かなりの冒険だったと思います。
1958年、マルサンから国産初のプラモデルが発売されてから、
わずか10数年で、国産プラモデルは急速に発展し、
黎明期の子供向けのチープなオモチャキットから
大人の鑑賞に堪えるホビーへと移行していきました。
そんな時代に少年期を過せたのは、
とても幸せなことだと思っています。

さて、ウォーターラインシリーズですが、
初めて手にしたのはアオシマの高雄でした。
それまでの艦船キットと違い、喫水線から下が無いので完成させて、
机の上に置くと、そのまま洋上に浮かぶ姿が楽しめました。
それは、実際に水に浮かべるより、違ったリアルさがあることを
ヒロナリ君に教えてくれました。

また、模型の組み立て説明書は、当然ながら各社それぞれに
デザインが違うのですが、ウォータラインは共同企画ということで、
4社とも説明書のデザインが統一されていました。
当時、どこのメーカーよりもタミヤの説明書のほうが、見やすく、
センスも良かったせいか、ウォーターラインシリーズの説明書は、
タミヤ風に統一されていました。

その後、毎月のように新製品が発売され、最上、武蔵、熊野、吹雪と
ヒロナリ君の艦隊は徐々に規模を拡大していきました。
船体に塗装はせず、甲板をレッドブラウン、煙突の先端を
黒で塗るくらいでしたが、それで充分満足でした。

しかしながら、他にも飛行機も戦車も作るので、無節操に軍備を
拡大していくと国防費がかかりすぎるので、ヒロナリ艦隊は
10隻ほど揃った段階で、新型艦の建造に終止符を打ちました。

ヒロナリ艦隊はそれ以上増えませんでしたが、
ウォーターラインシリ-ズは、その後外国艦もラインナップに加え、
さらに、国内外の後発メーカーも1/700に参入し、現在では
その種類は膨大なもので、おじさんは艦船モデラーではないので、
一体どれくらいのキットが世に出ているか、見当も付きません。

ところで、ウォーターライン初期の頃、
箱の中にアンケートはがきが入っていました。
今後出して欲しい製品という質問があり、回答例として、
ミッドウェー海戦セットとあったので、
ヒロナリ君はサンゴ海海戦セットと書きました。
書いたものの、本当を言うと、サンゴ海海戦に参加した
艦艇の名前などひとつも知りませんでした。
当時、「決断」という太平洋戦争をテーマにしたアニメーションを
毎週観ており、サンゴ海海戦という言葉だけは知っていたので、
よく知りもしないくせに、通ぶって書いてしまったのです。
えーん、ごめんなさい。
知ったかぶりしてしまいました。

このことは、今まで誰にも言ったことはありません。
初めて、ここに告白します。
しかし、いやな小学生やのう。


不定期連載ノスタルジックプラモデル 33

Category: ノスタルジックプラモデル  
いろいろイロコイス

しばらくノスタルジックプラモデルを書いてなかったので、
久しぶりに昔話を一席。

小学生の頃、同じ町内にチャボというあだ名の
仲のいい同級生がいました。
ある日チャボの家へ遊びに行くと、チャボは大きなヘリコプターの
プラモデルを見せてくれました。
それは、レベル1/32UH-1イロコイスでした。
当時ヒロナリ君はヘリコプターには格別興味はなかったのですが、
そのイロコイスのインパクトは強列でした。

まず、でかい!
戦車の2倍以上のボリュームがあり、小学生の目には
とても大きく感じました。
コックピットのドアとカーゴドアは可動で、操縦席には
二人のパイロットが乗っています。
ヒロナリ君も欲しくなりましたが、河村模型店に置いてあった物は
チャボが買ってしまったので、かわりにタミヤの
1/100を買いました。

タミヤのイロコイスは、手のひらに乗るほどかわいいものでしたが、
そのフォルムは美しく、すっかりイロコイスの魅力にはまりました。
特にヒロナリ君のお気に入りは、機首下面の風防です。
パイロットが足元から下を見るためのものですが、
当時はそんなことは分からず、ただ単純に外から機体内部が
見えるのがカッコよかったのです。

さらにイロコイス好きを決定的にしたのは、月曜ロードショウで観た
ジョンウェイン主演「グリーンベレー」でした。
現在の目で見れば、ストーリーは陳腐としか言いようがありませんが、
小学生には充分面白く、画面を飛び回るイロコイスも
とても魅力的でした。
特に印象に残っているのは、被弾したイロコイスが地上に墜落し、
残骸から乗員が脱出するまでをワンショットで撮ったシーンです。
どうやって撮ったんだろうと思うほど、迫力があったのですが、
今見るときっとチャチに見えるんだろうなあ。

しかし、「グリーンベレー」の影響で、絶対いつか
レベルのイロコイスを手に入れるぞと誓いました。
それと、M16のモデルガンも。

中学3年の頃、タミヤの1/100を再び作りました。
小学生の頃は、色も塗らずにアメリカ軍のデカールを貼りましたが、
今度はちゃんと塗装して、陸上自衛隊仕様で仕上げました。
蛍光オレンジの帯がカッコよかったです。

その後、20代の頃、エッシーの1/48を作ったときは、
キャビン内部をディテールアップし、ハセガワの飛行機キットの
パイロットをヘリパイロットに改造したりしました。

レベルの1/32も入手し、大きなところではモノグラムの
1/24も買いましたが、ずっと待っていたのは
1/35のイロコイスでした。
どこかから出ないかと待っていたら、80年代の終わり頃、
ついにフジミから1/35が出ました!
でも、残念なことにC型なんですね。
武装したガンシップもそれはそれでカッコ良いのですが、
ヒロナリ君が欲しいのはD型なのです。
開け放したキャビンからドアガナーが援護射撃する
イロコイスに向かって、負傷兵を抱えて走る兵士たち、
そんなディオラマを作りたいのです。

それからさらに10数年。
パンダモデルという聞いたことも無い中国のメーカーが、
突如D型を発売しました!
喜んで買ったのですが、ふたを開けて、
「は?」
と目が点になりました。
何だ、この大雑把なキットは!
全体のフォルムはまあまあですが、恐ろしく太いパネルライン、
恐ろしく太い細部パーツ、恐ろしく分厚いボディパーツ・・・・・
まるで昭和30年代の国産キットを見るようです。
チャボが持ってたレベル1/32のほうが、
ずっとディテールは優れています。
もうがっかり。

そして、2年ほど前。
あのドラゴンがD型を出す!
やったー!
最近の精密再現戦車キットのレベルで、イロコイスが
手に入ると思うとワクワクしました。
ところが!
ご存知のとうり、箱を開けると、中身はパンダモデルのものでした。
とほほほほほほほ・・・・・・・・

こうしてヒロナリ君はもう40年くらい1/35のUH-1Dを
待ち望んでいます。
タミヤが出してくれたら一番良いのですが、
おそらく無理でしょうから、素晴らしいブラックホークを出した
アカデミーあたりが発売してくれないかなと思う、今日この頃です。


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 50        Ⅲ号突撃砲B型編 9

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
エッチング細工が続きます

このⅢ突は修理のため後送される車両なので、
スコップなどの装備品は、紛失したか、残っていても現地の部隊で
使うため取り外されているだろうと考え、
取付金具だけが残っている状態にします。
取付金具は、自作するよりエッチングのほうが手っ取り早いので、
ついアベールのエッチングを買ったのですが、
これはこれでけっこう大変です。
ちょっと甘く見てました。

スコップのホルダーを組んで、取り付けてみました。
のりしろが限りなくゼロに近いので、接着するだけで大変です。

メッシュのダメージ
吸気グリルのメッシュは、実物はヘロヘロになっているので、
千枚通しでへこませたり穴を開けたりします。

クリーニングロッドホルダー
クリーニングロッドホルダーも可動です。
ごていねいにも、ふたを閉じると蝶ネジを倒して、
ロックすることができます。
左の4つのパーツを組むと、右の完成品になります。
たったこれだけの作業が、30分はラクにかかります。
おじさんの要領が悪いだけ?

車間表示灯
車間表示灯です。
キットのパーツの取り付け金具を削り、エッチングを貼ります。

出来上がったパーツ群
こうして、細かなパーツをこしらえていくのですが、
折り曲げて作るエッチングパーツは、折り曲げる順番を間違えると、
後の作業がしにくくなります。
だからといって、折り曲げる順番の指示は何も無いので、
完成形を頭の中にイメージして、合理的な折り順を
自分で見つけ出さなくてはなりません。

車体への取り付け
車体に接着してみました。
精密感は出たと思いますが、じゃあこれがリアルかというと、
ちょっと疑問を感じます。
折り曲げや、接着の精度が甘く、水平垂直が出てないと、
かえってリアルさを減じます。
それにいくらエッチングとはいえ、その細部再現には限界があり、
本物とまったく同じにはなりません。
細かく出来ているのと、本物に見えるのとは違うのです。
それくらいなら、潔くエッチングなど使わず、キットのパーツを
ていねいに成形して、塗装で本物に見える工夫をしたほうが
いいかとも思えてきます。

じゃあ、何のために高い金払って、
よけいな苦労をしてるんでしょう。
自分でもワケわかんなくなります。(苦笑)


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 49        Ⅲ号突撃砲B型編 8

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
エッチング地獄

はじめは、このⅢ号突撃砲B型は素組みでサラッと
仕上げるつもりだったのですが、そうも言ってられなくなりました。
宮崎さんとハンスさんという凄腕モデラーお二人が、
コラボという形でこのディオラマに参加され、後送される戦車
3両のうち、2両をお二人に担当していただくことになりました。
おじさんのウデは、お二人には遠く及ばないので、
せめて見栄えを良くしようと、市販のエッチングパーツに
頼ることにしました。

アベールのエッチングパーツ
1740円で購入したアベールのエッチングパーツです。
エッチングパーツはもともと細かいものですが、
特にアベールは容赦なく細かいですねえ。
大丈夫かよ、こんなモン買っちまってと、
少し後悔の念がわいてきます。
ちゃんと作れば、工具のクランプなどは、可動するといいますから
驚きです。

で、さっそく挑戦したのが、ヘッドライトのカバーです。

ヘッドライトカバー
このカバーもヒンジで可動する設計になっています。
四角い窓の部分がヒンジで、真鍮線を芯にしてここを
丸めるのです。
説明書には、ただそっけなく「Rolling up」と指示してありますが、
こんな細かなモン、どうやって丸めろとゆーんや!
怒っていてもしょうがないので、何とかしてみましょう。

ヒンジを丸める
0.2ミリ真鍮線をあてがい、ナイフの先端で、
ちょっと曲げてみました。

ヒンジの成型
さらにナイフを押し付け、真鍮線を包み込むように形づけます。

カバー
おおっ!ちゃんとヒンジになりました。

ライトカバーの完成
下半分も同じようにして作り、組み合わせて真鍮線を差し込むと、
恐ろしいことにちゃんと可動します!

ライト本体の加工
こうなると、ライト本体のプラの厚みが気になるので、
ナイフで薄く削ります。

開いた状態

閉じた状態
で、車体に接着すると、見事に開閉するカバーができました。
あはは。
そりゃ無理だろと思いましたが、やれば出来るもんですね。

しかし、アベールの恐ろしさは、この程度ではないことを、
ヒロナリさんは、まだ知らないのでありました。


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 48        Ⅲ号突撃砲B型編 7 

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
ちょっとしたディテール

実にひと月ぶり以上の製作記事です。(笑)

成型上の都合で省略されているディテールを追加します。
車体後部に小さなボルトを植えます。
使うのは、昔買ったヘッツァーのキャタピラのランナーに
おまけで付いているボルトです。

おまけのボルト
これをナイフでそいで、所定の場所に接着します。

ボルトの追加
車体後部の小さな白い点が、接着したボルトです。
こんな小さなパーツは、ピンセットでつまんでもピンッ!とはね、
たちまちどこかへ消え失せます。
デザインナイフの先端を軽く押し付けくっつけて、
シャーペンでマーキングしておいた所定の位置へ持っていって、
流し込み接着剤で固定します。

ネジの刻印
戦闘室横の傾斜装甲板を取り付けるためのネジを、再現します。
ここはボルト止めではなく、マイナスネジが装甲板の
ツライチになるように埋め込まれているようなので、
真鍮パイプを押し当てて、ハンマーで小さくコン!と叩いて
丸いモールドを刻印してみました。
本当は、さらにマイナスネジの溝を彫り込んでやると良いのですが、
小さすぎて失敗しそうなので、省略!
この辺が、おじさんのヘタレなところです。

フェンダーの加工
フェンダーは、滑り止めパターンがプレスされた鉄板が、
本体の上に取り付けられている構造になっています。
以前、宮崎さんが、その構造を強調するため、境の部分に
ナイフで切込みを入れると良いとブログに書いてらっしゃいました。
そこで、ダメージ表現の一環として、ナイフで切り込んで、
少しこじってやりました。
これで何かがぶつかってフェンダーがへこみ、滑り止め板が
少し浮いたように見えます。

ひと月以上、製作がストップしていましたが、
ちまちま再開したので、今年も皆さん
よろしくお願いします。



あけましておめでとうございます

Category: 年賀状  
先ほど年が明けました。
あけましておめでとうございます。
2010年です。
今年、おじさん50歳になります。
名実ともにおじさんですね。
今年も、つまづきながらも戦車模型を作り続けていきますので、
皆さん、よろしくお願いいたします。

ジープ2010
もう四半世紀以上、毎年年賀状にはミリタリー系のイラストを
描いていますが、今年はジープです。
昔、B‐17のクルーが鈴なりになったジープを
描いたことがありますが、再登場です。
ジープには完成された美があるので、
何度でも描きたいアイテムです。

ところでポスですが、術後の経過も良好で、
すっかり元気になりました。

手術跡
ただし、自分で手術跡をなめたりしないように、
首にメガホンのようなものをつけています。

ポスのメガホン
これをつけた姿は、なんとも不思議な生き物で、
散歩していると、みんなしげしげと見て行きます。(笑)

イオンの回し者
普段雨の日の散歩は、レインコートを着せるのですが、
メガホンのおかげでレインコートが着せられないので、
スーパーのレジ袋の底を切って、着せてやりました。
なんともビンボ臭くて笑えますが、これはこれでかわいくて、
本人も気に入ってるようです。(ホントか?)

ま、そんなこんなで今年もやってきます。
皆さんにとっても、良い年でありますように。


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プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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