ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

不定期連載ノスタルジックプラモデル 47

Category: ノスタルジックプラモデル  
タミヤ 1/6 ダックスホンダST70

60年代から70年代にかけて、日本にもヒッピームーブメントが
押し寄せてきました。
彼らの主張は、既成の価値観を否定し、愛と平和を訴え、
自然に回帰しようというものでした。
当時の日本は高度経済成長の真っ只中でしたが、その歪として、
公害や交通事故の増加、受験戦争の激化などが
問題になっていました。
彼らヒッピーの思想は、そんな物質文明至上主義に対する
アンチテーゼだったように思います。
小学生だったヒロナリ君はヒッピーについて詳しい事は
よく分かりませんでしたが、なんとなく
「そんなシャカリキになんないで、もっとゆとりを持って
人間らしく生きていこうよ」
というようなメッセージを発してるように感じられ、
勝手に共感していました。

69年にデビューしたホンダのレジャーバイク、ダックスホンダは、
ヒロナリ君の中で、なぜかヒッピーと結びついていました。
いえ、ヒッピー達がこのバイクに乗ってる映像を
見たわけではありません。
小さなタイヤに胴長なフレーム、それこそダックスフントを思わせる
ユーモラスなスタイルは、それまでのバイクにはない
まったく新しいものでした。
この小さなバイクにまたがって、気ままに自由に走り回る
ライフスタイル、それこそがヒッピーの生き方のように
思われたのです。

大人になったらダックスホンダに乗りたいなとヒロナリ君は思い、
お小遣いを貯めて、タミヤのダックスホンダを買いました。

ダックスホンダ
この写真のキットは当時のものではなく、20歳頃に、もう一度
作りたくなって買い込み、いまだに作ってないものです。(笑)

いやあ、久しぶりに見ると、箱が小さい!
なんせ1000円以上するゴージャスなキットだったので、
もっと大きな箱だったような気がしたのですが、
1/35の戦車キットと箱の大きさは変わりません。
フタを開けて、さらにびっくり!
パーツが少ない!
あの頃は膨大なパーツがあったような気がしたのですが、
実際はこんなものだったんですね。
ドラゴンの戦車キットの半分以下です。

それにしても、惚れ惚れするような箱絵です。
一瞬、写真かと思うほどのリアルさ。
特にエンジンからマフラーにかけての金属表現が素晴らしい。
こんなイラストが描けたらなあと思います。
また、縦書きのロゴのレイアウトもかっこよく、本当にタミヤの
デザインワークは、いつまで経ってもまったく古びませんね。

キットの内容も本当に素晴らしいものでした。
ボディのパーツは、金属の粉末を混ぜたプラスチックで
成型されていて、さらにランナーごとクリア塗装されているので、
塗装する必要がありません。
そのまま組むだけで、メタリックカラーの美しいボディが出来ます。

ピカピカのクロームメッキと、つや消しのアルミメッキのパーツは、
これまた下手に塗装するより、金属の質感があります。
もうパーツ状態で実物っぽいので、エンジンシリンダーの一部を
黒く塗って、ボルトの頭をシルバーで塗るくらいで、
ほとんど塗装しなくても、美しく完成させられます。

また、タイヤのリアルなこと!
トレッドパターンはもちろんのこと、ブリジストンのロゴや、
タイヤサイズ、JISマーク、MADE IN JAPAN などの、
細かな細かな文字までモールドされていて、実物のタイヤを
そのまま縮小したかのようです。

リアルなのは外観だけではありません。
実物と同じようにあちこちが動きます。
サスペンションは前後とも、スプリングを組み込んで可動しますし、
やはりスプリングの力で、スタンドはたため、
ブレーキペダルも動きます。
シートを持ち上げれば、ガソリンタンクやバッテリーが
納まっています。
実車はフロントフォークを取り外しハンドルをたたむと、
車のトランクに載せてドライブ先で組み立てて、
気軽に乗り回すことが出来ますが、もちろんそれも再現されてます。
こういう楽しみ方が、80年代に大ヒットしたシティとコンビで
発売された、モトコンポに受け継がれているのでした。

2色刷りの説明書は、パーツの接着部分が青で示されていて
分かりやすく、ブレーキやアクセルのコードをカットするための
目盛りまで印刷されていて、とてもユーザーフレンドリーです。

説明書完成写真
特に完成写真は、まるで本物、とても模型とは思えません。
どこまでも実物に忠実、まさに大人のホビーです。

塗装ガイドのはじめに、こんなことが書いてありました。

塗料は各部品の色を変えるために塗るのではありません。
各部品を塗装することで、その部品の持つ形や働きを
ひきたたせるのです。

この一文は、小学生のヒロナリ君に塗装をする意味と意義を
教えてくれたのでした。

大人になったヒロナリ君は、ダックスホンダに乗ったのかって?
いいえ、免許を取って初めて買ったバイクは、同じホンダでも
ダックスではなく、なぜかぜんぜん設計思想の違うMB5でした。
これはこれでとても素敵なバイクで、模型も作りましたが、
それはまたいつか、ここで紹介いたします。

おじさんはダックスホンダを見ると、いつも頭の中に
ダークダックスが歌うテレビのCMソングが甦ります。

♪ダックスホンダ ダックスホンダ
 ダックス ダックス ダックスホンダ
 アイアムダックス 私ダックス
 ティッティポ ティッティポ
 ティッティポ ティッティポ ヘイ ヘヘイ
 ティッティポ ダックスホンダー
 ダックスホンダ ダックスホンダ
 ダックス ダックス ダックスホンダ
 とても素敵なダックスホンダー


スポンサーサイト

不定期連載ノスタルジックプラモデル 46

Category: ノスタルジックプラモデル  
タミヤ 1/35 Ⅲ号戦車

小学校高学年からプラモデルに色を塗りはじめた
ヒロナリ君でしたが、中学2年の頃まで
とてもケチな塗り方をしていました。
それはキットの成型色を極力生かすというものです。

たとえば米軍戦車なら、キットは最初からオリーブドラブで
成型されているので、車体色は塗らずプラスチックの地肌のままで、
転輪のゴムや、工具だけ塗り分けるのです。
オリーブドラブの上にわざわざオリーブドラブを塗るなんて、
意味のない無駄な作業に思えたのです。
当時は鉄の質感とプラスチックの質感の違いなんて、
どうでもよかったのです。

でも、Ⅲ号戦車で初めて車体にまで色を塗りました。
というのは、キットの成型色はダークイエローでしたが、
ジャーマングレーにしてやろうと考えたからです。

そこで少し高かったのですが、タミヤのスプレー式タンクカラーを
買ってきました。
これさえあれば、僕にだって簡単に戦車に色が塗れると、
無邪気に思ってました。
ところが、コトはそんなに簡単ではありませんでした。

スプレーのボタンを押すと、思っているより
色が出すぎてしまうのです。
たちまち表面の塗料の層が厚くなり、タラーリと垂れてしまいます。
ええっ、なんだこれは!
これじゃだめだと、少し加減しながら吹いたのですが、どうしても
奥まった部分に塗料が回らないところが出てしまいます。
そこを塗りつぶそうと吹くと、また厚塗りになって、
垂れてしまいます。
うーん、難しいわい。

しかも、垂れたところは変なツヤが出てしまいました。
確かにジャーマングレーにはなったものの、素直にかっこいいとは
言えず、なんだか不完全燃焼な気分でした。

その頃タミヤニュースの「海外誌からの評判」のページに
載っていたⅢ号戦車の作例に、シュルツェンから
サビが垂れているものがありました。
まるで本物みたいなリアルさに、さっそくマネしてみました。

手持ちの塗料の中で一番サビ色に近いレッドブラウンを、
シンナーで薄めに溶いて、砲塔のふちから雨だれのように
描きこんでみました。
ところが、やっぱりコトはそんなに簡単ではありませんでした。
なんだか不自然なのです。
実際のサビを観察もしないで、イメージだけで作業したので、
サビが発生する位置も、その形もぜんぜんデタラメだったのです。
それにレッドブラウンはあくまでレッドブラウンで、
いくらサビに見立てても、本当のサビには見えませんでした。
これまた不完全燃焼な気分です。

こうして、がんばったわりには思ったような仕上がりにはならず、
プラモデルの奥深さを思い知らされたヒロナリ君でした。

ただ、キット付属のフィギュアはすごくよかったです。
戦車兵が1体と将校が4体。
この4体は、その後「ドイツ将校セット」として別売りされますが、
どれもドイツ軍兵士の持つスタイリッシュなカッコよさを、
的確に表現していて、ヒロナリ君は特にシュマイザーMP-40を
小脇に抱えた下士官が好きでした。
色を塗って戦車の脇に並べると、それだけで戦闘を前にした
作戦会議のシーンが出来上がり、眼前に広がる荒涼とした戦場が
目に見えるようでした。

戦車の仕上がりは我ながら不満の残る出来でしたが、
車両とフィギュアを組み合わせてひとつのシーンを作る楽しさは、
このキットで十分に味わえました。


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 76        ソフトスキンまとめて塗装編 4

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
シトロエン完成

ようやくシトロエン完成しました。
駅舎をバックに撮ってみたので、ご覧くださいまし。

シトロエン 1
塗装に時間がかかったのは、雨が続いたからです。
湿度の高い日にグロス塗装をすると、空気中の湿気の影響で
塗膜が曇ると、昔何かで読んだので、梅雨の晴れ間を狙って
車体色を吹いたのですが、その後雨が続き、
ブラックの塗り分けやクリア掛けができませんでした。

シトロエン 2
前にも書いたとおり、クリアの表面が微妙にデコボコしてますが、
写真で見るとそんなに気になりませんね。
(そおかあ?)

シトロエン 3
でも、本職のカーモデラーから見たら、
素人くさい出来でしょうが。(笑)

シトロエン 4
窓枠のシルバーがムラになってますね。(笑)
やっぱり、マスキングしてエアブラシしたほうが
よかったでしょうか。

シトロエン 5
たまたま光の加減でスピードメーターが見えてますが、
それ以外の車内はほとんど陰になって見えません。
あまりがんばって車内に力を入れても、完成したら
あまり目立たないので、この程度でいいのです。
(よくないと言う声も聞こえてきますが)

シトロエン 6
カーモデルの仕上げ方に、ドアやボンネットのパネルラインへの
スミ入れがありますが、おじさんはどうもあれには
違和感を覚えます。
模型のパネルラインは1ミリあるかないかなので、
実車のような自然な影が出来ません。
そこで影を描きこんでやるわけですが、どう好意的に見ても、
あれは影には見えません。
あくまで、塗料の黒いラインでしかありません。
それくらいなら、何もしないほうがいいと思っています。

シトロエン 7
リアフェンダーに空が映り込んで、きれいです。

シトロエン 8
ナンバープレートは、タミヤの白いサーフェイサーそのままです。
デカールのHの文字が、マークソフターのせいで
歪んでしまいました。(笑)

シトロエン 9
フェンダー内側をパステルで汚したのですが、
ほとんど効果がありませんね。
あとでまた汚し直します。

シトロエン 10
しかし、なんともおしゃれなスタイリングですね。
ハイブリッドカーや電気自動車が走る21世紀の日本の街を、
こんな車で走ったらきっと注目を浴びるでしょうねえ。

シトロエン 11
フランス車はデザインはおしゃれですが、メカ的には
どうなんでしょう?
10年ほど前、妹夫婦がルノーに乗っていましたが、故障が多く、
自宅に置いてある期間より、修理工場に行ってる期間のほうが長いと
嘆いておりました。
このシトロエンはどうだったのでしょうね。



1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 75        ソフトスキンまとめて塗装編 3

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
細部の塗り分け

ボディの塗装が終わったので、いよいよ完成が見えてきました。
あと、ひとがんばりです。

リアシート
車内の塗装は、あまり凝ったことはしません。
がんばって塗り分けても、完成したら
ほとんど見えないからです。
窓を通して見えるって?
いえいえ、クリアパーツを貼ると、光を反射して
あまり中は見えないもんです。

リアシートスミ入れ
でも、シートがあまりにメリハリがなかったので、
エナメル塗料でスミ入れをしときました。

フロントグリルスミ入れ
フロントグリルは、先に全体にフラットブラックを塗っておきます。

フロントグリル完成
出っ張った部分に、エナメルのクロームシルバーを塗ります。
このとき、細いグリル部分は筆を使うより、
綿棒に塗料をしみこませ、こすり付けると簡単に出来ます。

塗り分け作業は順調に進んでいましたが、ここでトラブル発覚!

ドアノブ紛失
いつの間にか、助手席のドアノブが無くなってるじゃ
あーりませんか!
再び、がちょーん!

製作中にピンセットの先からパーツがはねて、
消えて無くなることはよくありますが、こういうときは
飛んだ方向が大体わかるので、捜索範囲を絞ることが出来ます。
しかし、気がついたら無くなっていたというのは、
探しようがありません。
ここは潔く捜索はあきらめましょう。

で、どう対処するかというと、一番簡単なのは、
「気がつかなかったフリをする」ですが、このディオラマは
ハンスさんや宮崎さんとのコラボ作品ですので、
あまりなこともできません。
しょうがねえ、作るか。

ドアノブパーツの切り出し
生き残っているドアノブを参考にして、0.5ミリの
プラバンの細切りを加工します。
デザインナイフであら取りして、ヤスリで形を整えます。

ドアノブ塗装
整いました!
真鍮線を接着して、色を塗ったら出来上がりです。

リカバリー完了
ボディに接着したら、めでたく作業終了。
オリジナルのパーツと比べると、微妙に形が違いますが、
そんなこと、言わにゃあわかるめえ。

窓枠塗装
あとは、窓枠を綿棒を使ってクロームシルバーで塗ります。
キットにはマスキング用の型紙もついていましたが、
このほうが早そうに思えたもんで。

埃汚れ
ウェザリングですが、控えめにしておきます。
何しろ高級将校の乗用車、従兵によって常にピカピカに
してあるはずです。
サビなんか出した日にゃあ、東部戦線送りです。(笑)
フェンダーの裏側にパステルで埃汚れをつけます。

タイヤ汚れ
タイヤもパステルをまぶして、タミヤのウェザリングマスターで
接地面を軽く汚しておしまいにしておきます。

塗装完了
さあ、これですべての塗装が完了しました。
次回、完成お披露目です!


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 74        ソフトスキンまとめて塗装編 2

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
やっぱりクルマは難しい!

ボディをマスキングしたら、フェンダーとスペアタイヤカバーに
ブラックを吹きます。

フェンダー吹き
さーて、うまくマスキング出来てるかな?
恐る恐る、テープをはがしてみましょう。

はみ出し
がちょーん、やっぱり失敗!(笑)
マスキングゾルをカットするとき、少し浮き上がってしまい、
ブラックがはみ出してしまいました。
まあ、慣れない作業なので、これくらいの失敗は想定内。
なんとかリカバリーしてみます。

はみ出したところをデザインナイフで削って、
それでもボンヤリ黒っぽいので、上から面相筆で
シンナーで薄めた車体色を塗っておきます。
塗り分けラインがギザギザしているところも、
ブラックで修正しておきます。

クリアーがけ
で、全体にスーパークリアを吹きます。
このクリアの濃度がまた難しい。
おじさんはエアブラシで吹くときは、塗料をシンナーで
3倍ほどに薄めていますが、いつも適当な目分量なので、
正確に3倍というわけではありません。
特にクリアは色がついてない分、どれだけ薄めていいか、
よくわかりません。
濡れたようにツルンとした表面にしたかったのですが、
クリアの濃度が少し濃すぎたようで、表面に微妙なデコボコが
出来てしまいました。

カーモデラーなら、ここでペーパーをかけて、コンパウンドで
磨くのでしょうが、おじさんがそれをやると
きっと今より悪くなるので、やめときます。(笑)
池田迷作会の小林会長は、腕利きのカーモデラーで、
その作品は本当に鏡のように滑らかです。
おじさんにはとてもマネできません。
クルマはボディのツヤが命なので、おじさんのような
雑なモデラーには向いてません。

セミグロスブラック
ボディはこれで目をつむって、シャーシとホイールに
セミグロスブラックを吹きます。

タイヤ色
タイヤを塗り分けるのですが、フラットブラックでは黒すぎるので、
ジャーマングレイに陸自の茶色を混ぜてウォームグレイに振って、
ほんの少し黒を足しました。

タイヤ塗り
戦車の転輪のゴムは、テンプレートを使ってエアブラシで
塗り分けますが、このホイールはテンプレートが
フィットしないので、筆で塗り分けます。
久しぶりにやると、これも難しい。
どうしても塗り分けラインがよれてしまいます。
肉眼では気がつきませんでしたが、写真で見ると塗りムラも
けっこうありますね。(笑)
でも、埃汚れをつければわからなくなるので(たぶん)
これでいいのだ!


不定期連載ノスタルジックプラモデル 45

Category: ノスタルジックプラモデル  
タミヤ 1/100 シコルスキーSH-3シーキング

シーキングは、アメリカ海軍の大型ヘリコプターです。
タミヤのミニジェットシリーズから出たシーキングは、
その大きな機体がデザイン的にややダサく感じられましたが、
独特の魅力を持ったヘリコプターでした。

キットには3種類のデカールがついていて、ヒロナリ君が選択した
アメリカ海軍機は、太平洋上に着水したアポロ宇宙船の乗員を
回収した機体です。

1969年7月20日、(もう41年も前の話です)
人類は初めて月に降り立ちました。
その日のことは、ぼんやり記憶にあります。
着陸の瞬間はテレビ中継され、ヒロナリ君の家では畳の居間に
ズラリと布団を敷いて、両親と二人の妹と、夜遅くまで
テレビを見ていました。
テレビの映像は記憶にありませんが、電気を消した暗い部屋と、
白黒テレビの明かりだけが記憶の映像に残っています。

アポロが持ち帰った月の石は、翌70年に開催された大阪万国博の
アメリカ館の目玉展示物になりました。
ヒロナリ君も万博に連れて行ってもらったのですが、両親は
何時間も待たねばならない人気パビリオンには連れて行ってくれず、
地方自治体館とか、モルモン教館といった地味なパビリオン(笑)しか
行かなかったので、ついに月の石を見ることはありませんでした。

余談ですが、高校時代の友人S君は、三波春夫が歌う
「世界の国からこんにちは」に洗脳されて、万博会場で
行きかう見知らぬ人たちに誰彼かまわず、
「こんにちは。」「こんにちは。」と大声で挨拶し、
両親に「恥ずかしいからやめろ」と、止められたそうです。(笑)

話がかなりずれました。
タミヤのシーキングです。

ヒロナリ君はこのキットで初めて飛行機に(ヘリコプターだけど)
色を塗りました。
アメリカ海軍の塗装は、上半分が白、下半分がガルグレーです。
キットの成型色はグレーだったので、下半分は成型色を生かして
色は塗らず、上半分の白だけ塗るという、たいへんエコな
塗り方を行いました。

レベルカラーの白で塗るのですが、もちろんマスキングなどという
概念はまだないので、フリーハンドの筆塗りです。
当然、ラインはよれよれ、塗膜はムラムラ、ひどいものでしたが、
デカールを貼ると、塗装のアラがいくぶん緩和され、
少し離して見ると、けっこうそれらしくなりました。

しかし、どうにも難しいのが、キャノピーの枠です。
ヒロナリ君の筆は面相筆などという立派なものではなく、
1本50円の、先がボサボサに割れたようなシロモノでした。
どんなにがんばっても、あの細い枠をはみ出さずに
うまく塗ることは出来ません。
説明書やパンフレットの完成写真は、どうやって塗ったんだろうと
不思議に思ったもんです。

お粗末な塗装ながらも、シーキングはそれなりにカッコよく
仕上がりました。
しかし、その後悲劇は訪れます。(またかい!)

初めて手にしたタミヤニュースの「これだけは作ろう」のページに、
シーキングの作例が載っていました。
その中に、地上姿勢の場合はローターを下方に少したわませると
実機の感じがいっそう出てきますと、ありました。
ヘリコプターのローターは、止まっているときは
自重で垂れ下がるということを、このとき初めて知りました。
さっそくやってみようと思いましたが、残念ながらやり方までは
説明してありませんでした。

当時ヒロナリ君はタミヤのパンフレットなどを見て、
兵隊人形の改造に手を出していました。
人形のひじを曲げるときは、V字の切込みを入れて、
蚊取り線香の火を近づけてプラスチックを軟らかくして曲げます。
プラスチックを曲げるなら蚊取り線香という頭があったので、
何のためらいもなく、ローターを蚊取り線香の火に近づけました。
すると、なんたること!
全体に弧を描くように曲がるのではなく、ある一部分だけが急激に
ふにゃふにゃになり、タランと90度垂れ下がってしまいました!
あわわわわわわわわ。
あわてて、もとに戻したのですが、軟らかくなった部分だけが
変形したまま硬化してしまい、どうにも修正しようが
なくなってしまいました。
とほほほほほほ。

後で思えば、折れないように気をつけて、
指でしごいてやればよかったのです。
嘆いてみても後の祭り。
せっかく初めて色を塗ったシーキングも、よく目立つ部分に
拭い去ることの出来ない汚点を残してしまったのでした。
ちゃんちゃん。


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 73        ソフトスキンまとめて塗装編 1

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
シトロエンを塗ってみよう

ディオラマに登場する全てのソフトスキンの組み立てが
終わったので、さあ、一気に塗装に入りましょう。
まずはシトロエン!

車内を塗る
まずはシートと車内に、タミヤアクリルデッキタンを吹きます。

塗装準備
次に、ボディを塗るための下準備。
車内に塗料が吹き込まないように、内側からマスキングします。
ボディを塗装するときは、持つところがなくなるので、
持ち手をつけます。
1/24ならビールの空き缶を使いますが、1/35では
空き缶では大きすぎるので、フィルムケースを2つつないで、
天井内側に両面テープで貼り付けます。

ボディカラーはジャーマングレーにすれば簡単なのですが、
ここは塗装例Dのライトブルーとブラックのツートンカラーに
することにしました。
正直言って、グロス塗装は苦手です。
カーモデルをピカピカに仕上げるには、
本当に細心の注意が必要です。
カーモデラーは尊敬に値します。
それでも登場する車両が全部ジャーマングレーでは少々地味なので、
1台くらいアクセントとして華のある色合いが欲しかったので、
面倒ですが、あえて挑戦することにしました。

車体吹き
ボディ全体にラッカー系のライトブルーを吹きます。
おじさんは、基本塗装はいつもタミヤの水性アクリルで行いますが、
車や飛行機を塗るときは、ラッカー系を使います。
タミヤアクリルはフラット系はいいのですが、グロス系は乾きが遅く、
よほど乾いたと思っても、うっかり触ると指紋がついたりするので、
カーモデルの基本色はラッカー系にしています。

マスキング
さあ、最大の関門、ツートンカラーの塗り分けです。
この塗装例は、ボディがライトブルー、フェンダーがブラックです。
フロントフェンダーは別パーツなので、問題ありませんが、
リアフェンダーはマスキングして塗り分けねばなりません。

戦車模型ではマスキングゾルなんてめったに使うことはないので、
久々にマスキングゾルを使おうとしたら、ろくに使ってないのに
劣化して使い物にならなくなっていたので、新しく買ってきました。

塗り分け部分にマスキングゾルを塗って、乾いたところで、
塗り分けラインに慎重にデザインナイフを入れます。
ここが肝心です。
ラインがぶれたりしないよう、息を止めて一発で
決めねばなりません。
あまり力を入れすぎると、塗膜に深い傷をつけますし、
力を抜きすぎるとマスキングゾルが切れてなかったりします。
思ったとおり、カットラインがぶれたり
めくれたりしてしまいました。
出来る限り修正したのですが、うまく塗り分けられるか心配です。
どうなることやら、では次回。


不定期連載ノスタルジックプラモデル 44

Category: ノスタルジックプラモデル  
マルサン 1/5 驚異の人体&モデルガン ルガーP-08

小学生のヒロナリ君は友達の家はもちろんのこと、
そこに同年代の子供がいなくても、ご近所の家に勝手に
どんどん遊びに行っておりました。
顔見知りのおじさんやおばさんが相手してくれるのをいいことに、
自分の家同様に上がりこんでは、お菓子など頂いておりました。
(どあつかましい奴やのう)

ヒロナリ君の実家は、岐阜の田舎町、
池田町の商店街にある菓子屋でした。
小さな通りを挟んだはす向かいに、ちとせという食堂がありました。
今では仕出しが中心ですが、当時は寿司、うなぎから、
カレーライス、カツ丼と何でもござれの食堂でした。
ここにも同年代の子供はいないのに、ヒロナリ君は
しょっちゅう入り浸っていました。
というのは、ここにはお店のお客さんのために、少年サンデー、
少年マガジン、少年キングの最新号が常に置いてあり、
当時我が家にはなかったカラーテレビがお店にあったからです。
タダでマンガを読み、巨人の星を見せてもらうために、
夜遅くまでいたものです。
(やっぱり、どあつかましい奴やのう)

ちとせには、リョウちゃという当時20代前半の
跡取り息子がいました。
リョウちゃはおじさんというには若く、兄ちゃんというには
歳の離れたアンちゃんで、ヒロナリ君をかわいがってくれました。

あるとき、ちとせの居間のタンスの上に、ヒロナリ君は
プラモデルの箱を発見しました。
見せてもらうと、それはリョウちゃが作りかけにしていた
人体模型のプラモデルでした。
30センチか40センチくらいのクリアパーツの体の中に
骨格や内臓が再現された、理科室の人体模型の
ミニチュア版といった感じのものでした。
ヒロナリ君はたちまち興味をおぼえ、
「これ、作っていい?」
とリョウちゃに聞いていました。

リョウちゃに許可をもらったヒロナリ君は、
さっそくちとせの居間で店を広げました。
けっこうよく出来ていて、肋骨の下に肺があり、その奥に
心臓や胃があったり、頭蓋骨をパカッと開くと脳みそが
入っていたりと、ややグロテスクながら、図解ではわかりづらい
立体的な位置関係がよくわかるとても教育的な模型でした。
ただ、後で分解組み立てできるように、それぞれの臓器同士は
接着せず、立体パズルのようにはめ込まねばならず、
うまく体内に納めるにはコツが要りました。

それはそれで面白かったのですが、タンスの上にはもうひとつ
ヒロナリ君の興味を惹く箱が載っていました。
それはモデルガンの箱でした。

モデルガンというものが世の中に存在することは、マンガ雑誌の
通信販売の広告で知っていましたが、実物を見るのは初めてでした。

ルガーP-08。

コンバットや望月三起也のマンガが大好きなヒロナリ君は、
ひとめでルガーだとわかり、興奮しました。
フタをあけると、ずっしり重いドイツの軍用拳銃が出てきました。
すごい!
本物みたい!
というか、もう本物だよコレ!

まだ銃刀法改正前だったので、そのルガーは金属製でありながら、
黒い肌で、銃口も開いていました。
そのひんやりした鉄の感触、
(ホントは鉄じゃなくて亜鉛合金だけど)
ズシリと重い重量感、ジャキン、ガシャンという操作音、
手にまとわりつくガンオイルの匂い、
どれをとっても本物そのものでした。
(本物、見たことないくせに)

それまで遊んでいたブリキやプラスチックのピストルとは
ぜんぜん次元の違うものでした。
男の子は誰でも拳銃や機関銃などに興味を持つものですが、
ヒロナリ君は特にそういうものが大好きだったので、
このルガーに夢中になりました。
それからちとせに遊びに行くたび、このルガーを
見せてもらいました。

握ったとき、親指の先端にあたるところにある小さなボタンを押すと、
弾倉がスルリと抜けてきて、金色の弾丸を一発ずつ弾倉につめます。
弾倉を戻し、銃の上にあるトグルに指をかけてスプリングの力に
逆らいながら上に引き上げて、パッと離します。
ジャキン!と音を立ててトグルが前進して、
初弾を薬室に送り込みます。
続けて同じ操作をすると、弾丸が次々に排莢されます。

いやあ、たまりません、このメカニズム。
少年の心はクラクラするくらい揺さぶられました。

しかしこの後、悲劇が訪れます。

箱に入っていた分解図がいけないんです。
よせばいいのにヒロナリ君は、ルガーの分解を試みたのです。
ふたつみっつ部品をはずしたところで、ピンッ!という音と共に
小さなスプリングが飛び出しました!
ああっ、どこへ行った!?
探さなきゃ!

ところがどんなに探しても見つかりません。
困ったなあ、リョウちゃに怒られるかなあ。
分解なんかしなきゃよかった。
いくら後悔しても、後の祭りです。

困ったあげく、ヒロナリ君はちとせのおばちゃんに針金を出して
もらい、それを釘に巻きつけてスプリングを作ろうとしました。
普通の針金に弾性なんか無いことなど小学生にわかろうはずも無く、
スプリングはうまく作れません。
四苦八苦しているところに、
「何しとんの?」
と、リョウちゃが来てしまいました。
万事休す!

仕方なく、おずおずと訳を話すと、リョウちゃは苦笑しながら、
「針金なんかでスプリングは作れんで、まあええわ。」
と言って、許してくれました。

今、思い返してもほろ苦い思い出です。
ごめんね、リョウちゃ。


不定期連載ノスタルジックプラモデル 43

Category: ノスタルジックプラモデル  
タミヤ 1/48 M60A1シャイアン

タミヤの戦車といえば1/35スケールなのですが、70年に
1/48ミニタンクシリーズという年少者向けの戦車シリーズが
発売されました。

T-34/76ボルガ
SU-85ファーマー
Sタンク・バルカン
M60スーパーパットン
M60A1シャイアン
M60A1E1ビクター

と、これだけの種類が一度に発売されました。
T-34もSU-85も1/35でおなじみでしたが、
ボルガだのファーマーだのといった名前は初耳でした。
これはタミヤお得意のネーミング作戦で、実車には無い名前を
独自につけて、ユーザーにアピールしようというものです。
当時はそれがわからず、これがボルガなら、何で1/35でも
ボルガと表記しないんだろうと、思ったものです。

キットはモーターライズですが、初心者にも作りやすいように、
スイッチや配線を単純化して、確実に走るよう設計されていました。

ヒロナリ君はそのシリーズの中から、箱絵に惹かれて
M60A1シャイアンを選択しました。

なるほど、パーツも少なく組み立ては簡単で、よく走りました。
しかし、どうにも物足りません。
なんか違うんですよね。
ひとつには、1/48というサイズからくる迫力の無さ。
もうひとつは、走行性重視のため、キャタピラはゴム製だし、
ディテールの再現度も低かったのです。
要は子供のおもちゃの延長だったのです。
(自分も子供のくせに)

シャイアンの場合、砲塔後部のバスケットが省略されていました。
このバスケットが無いと、全体のシルエットがかなり変わり、
どうにも間が抜けた感じでぜんぜんカッコよくありません。
たしかに1/48でバスケットを再現すれば、年少者には作りにくく、
また走らせているうちに破損する可能性が高いことも、
今となっては理解できます。
しかし、当時のヒロナリ君にはそれが大きな不満のタネでした。
すでにヒロナリ君は、戦車模型は走らせて遊ぶより、
実車の再現のほうが重要になっていたのでした。

そんなわけで、このミニタンクシリーズのほかのキットには
結局手を出すことはありませんでした。

後年バンダイから1/48電撃機甲師団シリーズが発売になったとき、
ためしにハノマーク兵員輸送車を作ったのですが、
やはり物足りませんでした。
こちらは、エンジンまで再現された純然たるディスプレイモデル
でしたが、やはりサイズからくる迫力不足と、
何よりフィギュアの出来が悪かったのが原因でした。

現在タミヤも1/48のミリタリーモデルに力を入れていますが、
子供の頃の体験のせいか、1/48にはまったく興味がわきません。
というか、1/35だけでも膨大なストックがあるのに、
これ以上在庫を増やしてどうする。(笑)


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 72        自転車編 3

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
自転車組み立て終了

車軸をカット
作業中、持ち手とするため長めにしておいた車軸を、
フレームぎりぎりのところでカットします。

ブレーキレバー
エッチングにもブレーキレバーはパーツとして入っていますが、
ここは真鍮線を曲げて作ります。
ハンドルの形に合わせて真鍮線を曲げるのですが、
これがなかなか難しく、曲げては合わせを繰り返します。
ブレーキレバーは普通、前輪用、後輪用が左右それぞれにあると
思いがちですが、右側用ひとつしかありません。
タミヤの自転車行軍セットの箱絵で確認しても、
やはり右側のみです。
当時の自転車はひとつのレバーで前後輪ともブレーキが利いたのか、
あるいは片方だけしか利かなかったのか、よくわかりません。
(どっちでもいいけど)

これは何でしょう?
さて、ここで問題です。
伸ばしランナーにエッチングと真鍮線を接着したこれは
いったい何のパーツでしょう?

発電器
答えは、ライトの発電器です。
ここまで作りましたが、発電機とライトをつなぐコードは
細かすぎるので省略しました。

これは何でしょう?2
第2問、この伸ばしランナーは何のパーツでしょう?

ベル
答えは、ベルでした。

チェーンカバー
最後にチェーンカバーを接着し、ペダルを取り付ければ、
めでたく組み立て終了です。

自転車左前方より
おおっ、我ながらいい出来!
いや、これは組んでて楽しかったです。
自転車は戦車と違って身近にあるので、親しみがわくし、
エッチングを組み込むことによる効果が大きいので、
面倒でもやりがいがありました。

自転車右後方より
ところで、これも外国の自転車の特徴なのか、
スタンドがありません。
そういえばヨーロッパの映画では、自転車を停めるときは
たいていそのへんの壁に立てかけとくし、
アメリカ映画で小学生が自転車で帰ってくると、100パーセント
玄関前の芝生に倒していきます。
外国には、自転車をスタンドで立てるという習慣が
無いんでしょうか?
(どうでもいいけど)


« »

07 2010
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

自動RSS表示機能付きリンク
リンク上にマウスを乗せると、リンク先の最新記事とサムネイル画像を表示した吹き出しが出現します。 そのままクリックすると、リンク先に飛びます。
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
ブログ内検索
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。