ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

不定期連載ノスタルジックプラモデル 54

Category: ノスタルジックプラモデル  
マルイ 1/35 メルセデスベンツG4

マルイ、正確には東京マルイは現在ではガスガンや電動ガンで
有名ですが、昔はプラモデルも生産していました。
今、ウィキペディアで調べたら、昔、河村模型店の
ショウウィンドーにあった「歩く生首」というゲテモノキットも
マルイの製品でした。
いや、びっくり!

懐かしいなあ、「歩く生首」。
あなた、知ってます?
落ち武者のようなザンバラ髪で、青緑色をした恐ろしげな生首が
ゼンマイ仕掛けでジージー走り回るんです。
グロテスクでいながら、どこか滑稽なプラモデルでした。

いや、そんな話をしてるんじゃないんです。
メルセデスベンツです。
70年代前半、タミヤのミリタリーミニチュアシリーズが
ヒットして、模型業界にミリタリーブームが巻き起こりました。
たくさんのメーカーがミリタリー系のキットを発売しました。
そんな中、マルイから発売されたのが、ドイツ軍用大型乗用車
コンバーチブル メルセデスベンツG4です。

メルセデスベンツG4箱絵
箱のデザインはタミヤのホワイトパッケージを意識したのか、
すっきりスマートなデザインです。
しかし、すごいですね。
アドルフヒトラーご本人とハーケンクロイツが
堂々と描かれています。
このタッチは高荷義之さんだと思われますが、今では考えられない
アブナイ箱絵です。
ナチを連想させるものはすべてタブーの欧米では
絶対発売できない商品です。
でも、箱のサイドには英文の解説が印刷されているので、
やっぱり輸出してたのかなあ?
当時はそれほどうるさくなかったのかなあ?

キット内容
フタを開けるとこんな感じです。
定価800円だけあって、ボディやギアボックスがきれいに
パッケージングされてます。

組み立て説明書
組み立て説明書です。
タミヤほど要領よくまとめられてないので、
小学生にはちょっと難しいかな。

ボディパーツ
ボディは2色のパーツで構成されているので、塗装が楽そうです。

パーツ
また、フロントグリルやライトは、メッキパーツが
用意されているので、小学生が塗装しないで組み立てても
それなりに完成するはずです。

フィギュアパーツ
フィギュアは6体も付属しています。
ただし、4人のナチの高官たちは、クローンのように
まったく同じポーズです。
なんだかタミヤのシュビムワーゲンのフィギュアの襟を改造して、
コピーしたように見えます。
しかし、特筆すべきはヒトラーのフィギュアです。

ヒトラーフィギュア
出来がどうとか、似てる似てないとかは置いておいて、
ヒトラーのフィギュアであるという事実が貴重です。
世紀の大悪人、ファシズムのシンボルであるヒトラーを
商品にすること自体がすごいことで、それこそ
現在のヨーロッパでは絶対に販売できません。
おじさんもこれ以外のヒトラーフィギュアなんて、模型誌に
載っていたガレージキットを1点知ってるだけです。

さて、当時のヒロナリ君はこのキットには
あまり興味を持ちませんでした。
だって、軍用とはいえキャタピラも大砲も付いてないもん。
戦車に比べたら地味すぎたんですね。
そんなわけでこのキットは買いませんでした。

これを買ったのは今から20年ほど前、奈良県明日香村ででした。
え?何で明日香村?

小学校6年の国語の教科書に載っていた前登志夫氏のエッセイ
「春を待つ心」を読んで以来、明日香村や山の辺の道は
ヒロナリ君の憧れの場所でした。
30歳ごろ、初めて明日香村を歩きました。
気ままな一人旅です。
のどかな集落を歩いていると、普通の民家のプレハブのガレージに
「なつかし屋」という看板がかかっていました。
のぞいてみると、狭いガレージいっぱいに昔のオモチャや
日用品やホウロウの看板などがありました。
店主のおじさんに聞いてみると、これは自分のコレクションで、
いらなくなった物を土日だけガレ-ジで売っているとのことでした。
何か掘り出し物はないかと探してみると、出てきたのが
このメルセデスベンツG4でした。

おおっ!これはすごい!
いいもの見つけた!
これは貴重だぞ。

はやる気持ちを抑えて、あまり興味のなさそうな口調で
おじさんに聞きました。
「ねえ、これいくら?」
「うーん、それは2000円。」
安っ!
たぶんマニアの間じゃ5000円以上はするはず。
「えーっ、高いなあ。」
「だって、それはもうメーカーも作ってないしねえ。」
「そりゃそうだろうけど、もうちょっとまけてよ。」
「うーん、じゃあ、1500円でどう?」
「そう?じゃそれならいいや。」
ラッキー!
値切り成功!

こうして、子供の頃、目にしただけで買うことのなかった
キットを手に入れたのでした。
いつ作るか分かりませんが、こういうキットは変に
ディテールアップなぞ考えず、素直にストレート組み
するべきですね。

いつか作るつもりですが、入手してすでに
20年ほど経っています。
ほんとに作れるんだろうか?(笑)


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1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 97        信号所編 12

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
本日のプラバン細工

まだまだ引き続き小物を作ってまいります。

パーツ製作
ポイント切替え装置の脇には、なんだか分からない機械があります。
何の機械か判りませんが、目分量と勢いだけで作っていきます。
プラバンを2枚3枚積層して、パーツをこしらえます。

機械
完成したらあまりよく見えないはずなので、
割り切って雑に作り始めたのですが、
やってるうちに自然に精度を出すようにしていました。
真っ白なプラバンが、だんだんと複雑な機械になっていくのが
うれしくて、ついついがんばってしまいます。

時計のパーツ
信号所には当然時計があるはずなので、時計も作りましょう。
文字盤はセイコーのHPからいただいた懐中時計の写真を
縮小コピーします。
これを丸く切り出したプラバンに貼り付けます。
ガラスは透明プラバンを使おうと思っていましたが、
糊付きの透明フィルムを引き出しの中に見つけたので、
これを文字盤に直接貼り付けます。

製作途中
回りぐるりに0.3ミリプラバンを巻きつけますが、
内側を先に塗装しておくと、後が楽です。

時計完成
巻きつけるプラバンの長さは、計算で割り出しても
たぶんうまく収まらないので、接着しながら現物合わせで
長さをカットします。
それにしても、汚い指だこと。(笑)

カンテラ
こちらはチャンママさんからリクエストのあったカンテラです。
鉄道用のカンテラはいろんなデザインがあり、
ネットで画像検索するといっぱい出てきます。
これは昭和初期、日本で使われていたものですが、ヨーロッパでも
たぶん同じようなものがあったんじゃないかと思います。

壁掛け電話左側面
外部との連絡用に電話もあるはずだと思い、電話も作ってみました。
卓上電話より壁掛け電話のほうがそれらしいと考え、
またも画像検索しました。
いやいや、便利な世の中になったもんですねえ。
いろんなマニアックな資料がタダで簡単に手に入るんですから。

壁掛け電話右側面
それにしても実にユーモラスなデザインですねえ。
どう見ても人間の顔のように、というか、
ロボットの上半身のように見えます。

おじさんの実家は岐阜の田舎町の菓子屋だったのですが、
子供の頃、ウチにあった電話にはダイヤルがありませんでした。
本体の横にこの壁掛け電話のような小さなハンドルが付いていて、
これをグルグル回すと電話局につながって、交換のお姉さんに
かけたい相手の電話番号を言うと、しばらくして、
相手につながるというシロモノでした。

思い返せば、恐ろしくレトロな話だなあ。(笑)
ほんの40~50年で電話は信じられないほど進化しました。
今の電話は、電話でありながらカメラであり、電卓であり、
手帳であり、テレビラジオ新聞といった情報端末であり、
書籍であり、ゲーム機であり、ミュージックプレイヤーでありと、
あの頃から見れば、魔法の箱です。
もうそれが当たり前になっているので、なんとも思いませんが、
いつの間にか、小学生の頃夢見た21世紀の未来社会に
僕らは生きているんですね。


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 96        信号所編 11

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
ストーブを作ろう

信号所には煙突があります。
ということは室内にはストーブがあるわけで、ストーブを作ります。
最初に思いついたのはタミヤのフィギュア、野戦会議セットの
おまけに付いているストーブです。

タミヤのストーブ
ただしタミヤのストーブは屋外で使用するストーブなので、
本体がじかに地面に接しています。
これでは床板がこげて火事になってしまうので、台をつけます。
本当なら足はもっと凝った形状なのでしょうが、
面倒なので単なる丸棒で良しとします。
フタも無いので、取っ手付きのフタを追加します。
煙突の先端についているのは、天井に接する金具です。

ところが、別の探し物をしていて、引き出しの中から
こんなものを発見してしまいました。

ディオラマ用小物キット
ADVというメーカーから出ているディオラマ用の
アクセサリーです。
もともとは54ミリフィギュアで有名なヒストレックスの製品です。
で、この中におあつらえ向きのストーブが
入ってるじゃありませんか!
なんせ買ってから20年以上しまい込んでいたので、
すっかり忘れていました。
いつか何かに使おうと思って買っておいたのですが、
ついに使う日がやってきました。

タミヤとヒストレックス
組んでみたら、すごく出来がいいです。
文句無しにこっちを採用。
せっかく加工したタミヤのストーブは、いったん退場していただき、
また別の機会に登場願います。

こんなにストーブの出来がいいので、もうひとがんばりしましょう。
このストーブは石炭ストーブか薪ストーブか分かりませんが、
とりあえず薪ストーブとしておきます。
そこで、薪ストーブには付きもののファイアーセットを作ります。

ファイアーセット
左から灰をすくうショベル。
プラバンと真鍮線で作りました。
2番目のほうきの先端は、先がボサボサになって
使わなくなった筆の先をカットしたものです。
3番めは薪をつつく棒。
4番目の火バサミは真鍮の帯板を曲げて作りました。
それぞれの先端についているリングは、以前作った
ドラゴンのグリレに入っていたエッチングパーツの余りです。

スタンド
この4本を掛けておくスタンドを作ります。
真鍮の帯板で作りましたが、これもやはりいつか使おうと思って
買っておいて、その存在を忘れてしまっていたものです。
自慢じゃありませんがストックはけっこうあるので、
他にもこういう忘れているものがきっとあるはずです。(笑)

ファイアーセット完成
4本を引っ掛けて、ファイアーセットの完成です。
おじさんの家には薪ストーブがあるくせに、
ファイアーセットはありません。
けっこう値が張ったので、買うのがためらわれ、400円くらいの
火バサミで代用しています。
本当なら薪ストーブの横にこれがあると、インテリアとしても
カッコいいんですが、火バサミ1本で不自由しないので、
当分このままでしょう。(笑)

ログホルダー
続きまして、薪を置いておくログホルダーです。
本体はブリキ板で作りました。
薪は、散歩の途中拾った枯れ枝を割ったものです。

灰用バケツ
灰を入れておくバケツは、イタレリのフィールドツールショップに
おあつらえ向きのものがありました。
ただし取っ手のサイズが大きめで、うまく本体と合わなかったので、
取っ手だけ真鍮線と真鍮パイプで作り直します。

ストーブ一式
さあ、これでストーブ周りの一式が完成しました。
本当はここまでやるつもりはなかったのですが、
やりだすとどんどんエスカレートしてしまいました。
でも、せっかく作っても、完成したらたぶんほとんど
見えなくなってしまうはずです。
見えないところは、手を抜く主義のはずだったんだけどなあ。(笑)


1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 95        信号所編 10

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
小物を作ろう

メインのポイント切替え装置はできたのですが、
室内には他にもいろんなものがあるはず。
想像してみるに事務机くらいあるだろうと、机を作ってみます。

机
バルサの端材で作ってみました。

椅子
当然椅子も必要です。
ドラゴンのフィギュアセットのおまけについている椅子を参考に
パーツを切り出しました。
でも、作りやすいようにアレンジしてますが。

ヒートプレス
おじさん、やにわに0.3ミリプラバンをライターであぶって、
ボールペンのお尻に押し当てました。

お椀?
で、その先端部分を切り取ります。
お椀のようなヘルメットのような物体、
さて、ヒロナリさんはこれで何を作るつもりでしょう?

プラ棒に真鍮線
今度は3ミリのプラ棒に真鍮線を差し込んでいますよ?

なんだこりゃ?
クリアパーツのランナーをあぶって少し細くして、
先端を丸めました。

電気スタンド
これらのパーツを組み合わせると、
ハイ、電気スタンドの出来上がり!

事務机
ついでにプラバンで、ブックスタンドも作ってみました。
ここには作業日誌などを立てるつもりです。
いやいや、こういうミニチュアを作ってるのって楽しいです。
完全にドールハウスの世界ですね。

ディオラマの完成はどんどん遠ざかりますが、
楽しいからまあいいや。
(よくねえ!)



1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 94        信号所編 9

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
ポイント切替え装置

ポイント切替え装置の製作の続きです。
プーリーを乗せる台座を1ミリプラバンで作り、
プーリーをズラリと並べます。

ポイント切替え装置
プーリーは10組作ったのですが、仮置きしたら
数が多すぎるような気がしたので、1組減らし9組としました。
台座はきわめて雑な作りですが、完成したらほとんど
見えなくなりそうなので、これで全然OKです。

ケーブル
操作用のケーブルを建築用の水糸にするか、料理用の糸にするかで
さんざん迷ったあげく、水糸を買ってきました。
ところが、接着しようとすると瞬間接着剤が効かないんだってば!
材質を確認したら、ポリエチレン。
ポリエチレンは瞬間接着剤が効かないのでした。
とほほほほほ。
しかたなく、あらためて料理用の木綿糸を買ってきました。

ケーブルの取り付け
糸をプーリーに引っ掛け、裏側から瞬間接着剤でとめます。

ポイント切替え装置完成
操作レバーも取り付け、ホワイトサーフェイサーをかけて完成です。
ところが!
サーフェイサーをかけて初めて分かったのですが、
ケーブルの木綿糸がとても毛羽立っています。
今から思えば、取り付ける前に水溶き木工ボンドで
毛羽立ちを押さえておけば良かったんですね。
ま、塗装するときにリカバリしましょ。

室内には作るべき小物が、まだまだありますよおっ!


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プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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