ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

1/35でドイツの田舎の駅を作ってみよう 45         Ⅲ号突撃砲B型編 4

Category: BAHNHOF(バーンホフ 駅)  
可動キャタピラを組もう 1

1985年、モデルカステンから画期的な製品が発売されました。
インジェクションプラスチックによる、連結式のキャタピラです。
それまでの戦車模型のキャタピラは、軟質樹脂のベルト式で、
ダボピンを熱したドライバーなどで、焼きとめて作るものでした。
ところが、戦車モデラーの夢だった、リンクを一つ一つ連結して作る
キャタピラが、遂に実現したのです。

第1弾のパンター用キャタピラは、衝撃でした。

パンター用キャタピラ
当時、タミヤのパンターは2代目で、ゴムキャタピラよりは
進歩していたものの、モーター走行用のポリキャタピラは、
裏側のモールドは無く、形状的にも実物とはやや違い、
それに比べると、モデルカステンの連結式キャタピラは、
全く違う次元のものでした。
また、価格も衝撃でした。
タミヤのパンターが1000円なのに、キャタピラだけで2800円!
そのクオリティも価格も、目玉が飛び出るくらいのショックでした。

当時のものを、今でも持ってます。
なぜか、タミヤのパンターを作る機会がなかったのです。

キャタピラアップ
当時はそのスーパーディテールに、これは究極のキャタピラだと
思ったものですが、今見ると表面に突き出しピンの跡が見られ、
ちょっとがっかりです。

2年後、グンゼからハイテックシリーズという
戦車模型が発売されました。
これは、プラスチックの車体にホワイトメタルやエッチング、
真鍮挽き物などのディテールパーツを取り付ける
恐ろしくマニアックなキットで、価格も8000円と超破格でした。
第1弾はパンターで、キャタピラはモデルカステンのものが
付属していました。

おじさんは、このキットで初めてモデルカステンの
キャタピラを体験しました。
その出来は、素晴らしいの一言!
ディテールの正確さもさることながら、
何より良かったのはその硬質感です。
硬いリンクが一つ一つカクカクと折れ曲がるさまは、
ポリのベルト式キャタピラでは味わえません。
また、本来接着式なのですが、はめ合いがタイトなので、
接着剤無しでパチパチとはめ込むだけで、実用に耐え、
塗装後取り付けるのも楽でした。

その後モデルカステンからは、他の戦車のキャタピラも
続々と発売され、戦車模型製作のスタンダードになっていきました。

その数年後、究極と思われたモデルカステンのキャタピラが、
さらに進化しました。
リンク一つ一つを極小のピンで止め、
実物と同じように可動するのです!
まさにこれこそ究極!
第1弾のティーガーキャタピラは、4000円。
2800円でもビックリしたのに、4000円!
それでも、おじさん買いました。

出来は本当に素晴らしいのですが、作るのがまた大変。
恐ろしく手間がかかります。
ピンを差し込むだけでなく、2列あるガイドホーンが別パーツなので、
単純作業が延々と続きます。
しかもガイドホーンは内側外側があるので、
気をつけなくてはなりません。
1両分のキャタピラを組むのに、1週間くらいかかりますが、
苦労するだけの甲斐はあります。

それにしても、初めてモデルカステンのキャタピラが発売されてから
24年も経つんですね。
ほとんど半世紀。
若いモデラーは、生まれたときからモデルカステンの
キャタピラは存在してるんだ。
いやあ、自分の歳を感じてしまいます。

で、今回Ⅲ突のために可動キャタピラを購入して、
作るのですが、前フリだけで今日は終ってしまいました。(笑)
実際の製作は次回から!

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Comments

Ⅲ突用は・・・
こんにちはヒロナリさん。
モデルカステンのⅢ突用キャタピラは私も使用しましたが凄く良い出来ですよ。
組み立てている時は感じ無かったのですが完成品を写真で見るとモールドが今までの物よりシャープで何かプラスチックなのに金属感があります。
それからヒロナリさんに質問、列車砲は何を製作する予定ですか?(リヒター)
ただいま鋭意製作中
相変わらず製作ペースはノロノロで、まだ1本分もできておりません。やはり、面倒です(笑)
列車砲ですが、トランペッターのレオポルドです。数年前、行きつけの模型店が店を閉めることになり、閉店セールで3割引で買いました。
ここで、ひとつ分からないことが。
調べてみると、レオポルドは25両作られたうちの1両の固有名詞で、イタリア戦線で活躍したことが知られていますが、イタリア戦線以前に東部戦線に行ったことがあるかということです。
今回のディオラマでは、東部戦線に向かう途中という設定なのですが、そういう事実があったかどうか、調べきれておりません。
もしご存知なら、ご教示下さい。
まあ、そういう事実がなくても、やっちゃいますけどね。
やっちゃいますか・・・笑
大丈夫ですよ~ヒロナリさん、レニングラード包囲戦にレオポルドは参戦しているはずですから。
間違いなく東部戦線に向かっていますね。
ただいつ行ったのかは不明です。これから調べていけば答えは出るでしょうね~。
まあど~せやっちゃうのですから答えはいらないかも・・・(笑)
これでひと安心
ありがとうございます。
その事実があれば充分です。これ以上は調べません。へたに調べて、不都合な事実が出てくると困りますから(笑)
例えば、北アフリカにティーガーⅡを登場させるような、あからさまな間違いでない限り、少々おかしな点があっても、
「あ、そうでしたか、それは知りませんでした。勉強になりました。」
で済ませてしまうつもりです(笑)
モデルカステン
ヒロナリさん!おはようございます。
モデルカステンのキャタピラの話し、面白かったです。
私はまだモデルカステンのキャタピラは作った事がないのですが、凄く大変だと言う事がヒロナリさんの記事を読んでいてわかりました。私はTAMIYAの100パーツ貼り付けるキャタピラでも大変なのに、モデルカステンのキャタピラまではまだ無理そうなので、もう少しモデル製作が上達したら挑戦したいと思います。
ところで私もヴィルベルヴィント、頑張っています。
昨日デカールを貼り終え、ウォッシングまで終わりました。
ウォッシングですが、油彩とペトロールで施してみました。
ヒロナリさんがおっしゃる通り、元の塗装を痛めないので
とても塗りやすかったです。また色の雰囲気もいい感じで
本当にご教授ありがとうございました。
今日は墨入れ、ドライブラシ、泥、さび、キズなどを
頑張ろうと思っています。
今度の土曜日からヴィルベルヴィントの製作記を再開しますので、またご感想をいただけたら嬉しいです!
では、これからもよろしくお願いいたします。
ひとつ積んでは、父のため
ふたつ積んでは、母のため、とまるで賽の河原の石積みのような単調な作業が延々と続くのが、モデルカステンの可動キャタピラです。テクニック的には何も難しいことはありませんから、誰でもできますが、ただただ果てしなく面倒なだけです。
値段が高いのが一番のネックかな。
かおりさんも、新しいテクニックに果敢にトライしてますね。
おじさんも宮崎さんやハンスさんの技術を参考に、がんばっていきます。

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プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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