ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

不定期連載ノスタルジックプラモデル 42

Category: ノスタルジックプラモデル  
タミヤニュース

それは、ヒロナリ君が5年生の秋のことでした。
当時、少年サンデーや少年マガジンの裏表紙には、
よくタミヤの広告が載っていました。
見かけるたびに、「おっ、今日は何が載ってるかな」と
ワクワクしたものです。
ある日の新製品紹介の広告の脇に小さな活字で、
「タミヤニュースを読もう」とありました。
え、タミヤニュースって何?
説明を読むと、タミヤニュースとはタミヤが2ヶ月に1回
発行している広報誌で、切手180円分をタミヤに送ると、
年6回タミヤから郵送されてくるらしいのです。
そんなに高いものではないし、大好きなタミヤのものだったので、
早速切手を静岡のタミヤへ送りました。

しばらくたった頃、郵便受けに星のマークがついた
細長い封筒が入っていました。
やった、ついに来た!
封を開けると、封筒のサイズぎりぎりの大きさの
細長い小冊子が出てきました。

タミヤニュース30号
これがタミヤニュース!
感動でした。
もう、ほんとに感動。
そこには田舎の小学生には思いもつかない、豊かな模型の世界が
広がっていたのです。
知らないことばかりでした。
この号、1971年11月号の博物館訪問は、
あまりに有名なイギリスのボービントン戦車博物館でした。
今でこそボービントンは戦車モデラーの間では
当たり前の常識ですが、当時のヒロナリ君は世の中に
戦車の博物館などというものが存在することさえ知りませんでした。
また、模型のクラブというものが存在して、仲間で模型を
楽しんでる人たちがいるということも初めて知りました。

ソビエト戦車のマーキング
このページにも、とても興味を惹かれました。
ソビエト戦車のマーキングの解説ですが、
戦時中のソビエト戦車には政治的なスローガンが書かれていたなどと
いうことも、普段目にする雑誌や教科書には書かれていない
マニアックな情報でした。
「ドイツのブタどもを打ち倒せ」とか
「ファシストのブタに死を」
という威勢のいい言葉に刺激され、手持ちのジューコフ戦車に
レベルカラーで見慣れないロシア語のスローガンを
書き込んだものです。

パチッ
そして、何よりヒロナリ君が惹かれたのは、
パチッのページでした。
戦車単体ではなく、人形も絡めてひとつの情景を作る。
そして、それを写真に撮る。
そんな楽しみ方をヒロナリ君に教えてくれたのが
パチッのページでした。
発泡スチロールの塊を建物に見立てて、人形を並べただけの
素朴極まりない写真ですが、ヒロナリ君の目には、
戦争映画のワンシーンのように映ったのです。
また、応募者の氏名に、それが12歳の少年でも
「氏」という敬称をつけて、ちゃんと大人扱いしてくれていたのが
印象的でした。

この号の新製品紹介は、1/48ハリアー、
1/6CB750レーシングタイプ、1/700信濃、熊野、
そしてパクトラタミヤカラーでした。
そのほかにも、「戦車の歴史」や、「これだけは作ろう」といった
マニアックなページが目白押し。

こんなに盛りだくさんの内容なのに、
定価は郵送料込みで、なんとたったの30円!
安い!安すぎる!
おこづかいの少ない小学生のヒロナリ君でさえ、
あまりの安さに感動してしまいました。
当時の郵便料金は、いったいいくらやったんや!

そして、タミヤニュースの凄いところは、創刊以来43年、
表紙のモチーフは各国の軍隊や、自動車、飛行機メーカーのマーク
と、毎号変わりますが、ロゴと基本的なレイアウトは、
まったく変わらないところです。
今回、久々に古いタミヤニュースを引っ張り出してきましたが、
懐かしくはあっても、そのデザインはぜんぜん古びていません。
いかにタミヤのデザインワークが優れているかという証明でしょう。

それにしても、よほど何回も何回も繰り返して読んだのでしょうね。
何十年ぶりに読んだのに、まるで昨日読んだかのように、
どのページもその内容をはっきりと憶えていました。
歳をとると、今朝のことも忘れるのに、
何十年も前のことをいやにはっきり憶えとるもんやの。(笑)

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Comments

タミヤニュース
ヒロナリさん!おはようございます。
タミヤニュースのお話、面白く拝見いたしました。
タミヤニュースは主人も昔購読していたようです。
主人も話していたのですが、
当時の価格はお小遣いでも対応できていたので、
この価格でこの内容!!本当に嬉しかったようです。
また一度抽選に当たり、タミヤの工場見学に出かけた事があると行っていました。
そのときはウォーターラインの工場を見てきたらしいのですが、感動したと言っていました。
タミヤニュースは時々模型店で購入したり、
静岡ホビーショーやタミヤフェアで買い物をしたときにプレゼントで入ってきた物を見ているのですが、
内容が豊富で本当に参考になります。
ヒロナリ少年の心に強く響いたタミヤニュースが
今のヒロナリさんの原点なんですね(*^。^*)
素敵な事だと思います。
私のジオラマ作りの原点はヒロナリさんの作品ですので、
これからも色々ご指導お願いいたします。
では、これからもよろしくお願いいたします(#^.^#)

ご主人がうらやましい
へえ、工場見学ですか、いいなあ。
僕も一度タミヤに見学に行きたいのですが、なかなか機会がありません。抽選で当たって行ったなんてうらやましいです。そういうクジ運も悪いほうですし。(笑)
確かに、タミヤニュースは、模型作りの原点ですね。
それ以来、タミヤニュースだけでなく、パチッ特集号や人形改造作品集なども欠かさず買い続けましたからね。

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プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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