ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

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不定期連載ノスタルジックプラモデル 60

Category: ノスタルジックプラモデル  
アウトドアディオラマ

小学生のヒロナリ君には、近所にとても仲のいい友達がいました。
マコト君はマコちゃんと呼んでいて、ヒロユキ君のあだ名はチャボといいました。
ちなみにヒロナリ君は苗字が渡辺だったので、ワタサと呼ばれていました。
マコちゃんもチャボもヒロナリ君と同じようにプラモデルが好きで、よくお互いの家へ遊びに行き、
自慢のプラモデルを見せ合っていました。

その頃、近所には空き地がいっぱいありました。
草ぼうぼうの原っぱだったり、宅地として造成しながら、いつまでも家が建たないままだったり、
そんな場所はヒロナリ君たちの格好の遊び場でした。
また、秋から翌年の春にかけては、まわりに広がる刈り入れの終わった田んぼが一番の遊び場になりました。

ある日、そんな空地の一つに、みんなでプラモデルを持ち寄りました。
そこは宅地だか資材置き場だかよくわかりませんが、むき出しの黒い土に小石がごろごろしていて、
あちこちに水たまりがありました。
その一角に土が少し盛られていて、直径1メートル、高さ70~80センチくらいの小山ができていました。
この小山を守る守備隊と、それを攻撃する敵軍という設定で、3人で小山の周りに
戦車や兵隊の人形を配置していきました。

これがワクワクするほど楽しくて、自分でもびっくりしました。
畳の上や机の上で戦車や兵隊を並べても、周りにあるはずの戦場の風景は、頭の中で想像するしかありません。
それが本物の土の上だと、一気にリアルになり、実際の戦場を上空から眺めているような気分になるのです。

自分たちが持っている限りのプラモデルを寄せ集めたので、時代考証もへったくれもありません。
ドイツ軍対アメリカ軍という図式だけは守っていましたが、大戦モノも現用モノもごたまぜです。
小山のふもとに広がる水たまりの中を、マコちゃんの戦車がモーターの音をジージーいわせ、
波を蹴立てて突撃していきます。
すげー、かっこいい!
上空からはチャボのイロコイスが、守備隊に襲いかかります。
ヒロナリ君たちは、興奮して口々に
「ダダダダダダッ!」
「ヒューン、ドカーン!」
などと大声で叫びながら、戦車や兵隊を動かし続けました。

その光景は、テレビで見たマテルのGIジョーのCMを彷彿とさせました。
欲しかったなあ、GIジョー。
たまに連れてってもらう大垣のデパートのおもちゃ売り場にあったんです、GIジョー。
でも高すぎて、ヒロナリ君のお小遣いではとても買えず、
遠慮して両親にもとてもおねだりなんかできませんでした。

GIジョーのテレビCMにはやや劣りますが、それでも野外に展開した巨大ディオラマは、
ヒロナリ君たちを十分満足させてくれました。

こんなふうにプラモデルを使った戦争ごっこも好きでしたが、実際に体を動かす戦争ごっこも好きでした。

近所の年上の男の子が迷彩模様の帽子をかぶっていました。
ヒロナリ君はそれがうらやましくて欲しくてなりませんでしたが、どこで売っているのかわからず、
いくらするのかもわかりませんでした。
そこで自分で作ることにしました。
僕にはレベルカラーという強い味方があるじゃないか。

まず、たまたま持っていた白い野球帽を、レベルカラーのタンでベタ塗りしました。
その上からレッドブラウンとダークグリーンで、迷彩模様を描き込みました。
よーし、出来たぞ。
でも、なんだか微妙にヘンです。
パッと見はどうにか迷彩帽ですが、よく見るとどうにも貧乏くさい出来でした。
原因は全体のシルエットにありました。
近所の男の子のはカストロ帽タイプだったのに対し、ヒロナリ君のはどこから見ても
通学用の野球帽だったのです。
でもまあ、これで良しとしよう。

銃も作りました。
やはり近所の別の男の子が、父親に作ってもらった木製のトミーガンを持っていました。
そのお父さんはかなり器用だったようで、色こそ塗ってないものの、
そのシルエットは、サンダース軍曹愛用のトミーガンそのものでした。
よし、じゃあ僕はM3グリースガンを作ろう。

ヒロナリ君の実家の裏は銭湯で、お湯を沸かす燃料は製材所で出たおがくずや木切れでした。
そのため、ちょっとした工作材料なら、いくらでももらえました。
資料なんか無くても形状は頭の中にあるので、製作はすいすい進みました。
引き金やトリガーガードは難しいので省略して、自分なりに形状を簡略化して、
木切れをのこぎりで切り、くぎを打って、グリースガンは完成しました。

こうして、なんちゃって迷彩帽をかぶり、なんちゃってグリースガンで武装したヒロナリ君は分隊を率い、
田んぼのワラの中を匍匐前進し、グリースガンを撃ちまくり、石の手榴弾を投げ、
そこにいるはずであろうドイツ軍部隊を壊滅させ、悦に入っていたのでありました。

この微笑ましくもバカバカしい戦争ごっこは、中学、高校と進むにつれ、衰えるどころか、
軍装、武器ともに徐々に充実していき、ますますヒートアップしていくのであります。(笑)

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Comments

素敵な思い出ですね(*^。^*)
ヒロナリさん!こんにちは。ブログ拝見いたしました。ヒロナリさんは子供のころから、戦車などが大好きだったんですね。
空き地の土の上で作ったジオラマのところなんか、素敵だなーなんて思いました。私も子供の頃は近くに田んぼや空き地があり、
生い茂った草を踏みつぶしたり、結んだりして秘密基地を作ったことを思い出しました。ヒロナリさんお手製の迷彩帽、今も残っているようなら見てみたい気がします。
迷彩と言えば、今私が使っているバックは陸上自衛隊で購入しましたミニボストンです!!小さくて、軽くて、使い勝手が良くて、気に入っています。
またヒロナリさんの素敵な思い出、書いてください。
楽しみにしています。
台風の関係で変なお天気ですが、お体ご自愛くださいね\(~o~)/
では、これからもよろしくお願いいたします。
秘密基地
そうなんですよ。
子供って秘密基地を作るのが好きなんですよね。
女の子もですか?
ヒロナリ君も、マコちゃんと雑草の生い茂る原っぱで秘密基地を作りました。
そこで手作りの弓矢で、射ち合いをしたことがあります。
矢じりの代わりに釘を結びつけた矢で射ち合ったのですから、今考えると恐ろしいことです。
実際、マコちゃんの放った矢が、ヒロナリ君の目の上3センチほどのところに当たってしまいました。
ヘタしたら、失明です。
なのに「ああ痛かった」で済ませてしまいました。
のんきなもんでしたね。(笑)

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プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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