ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

フェイバリットブックス 1

Category: 読書  
真夜中のデッドリミット スティーブンハンター 染田屋茂 訳 
新潮文庫


おじさん、5月に実家の自分の部屋を整理することになり、何百冊とある文庫本をブックオフで処分しました。
でも、これだけはまた読み返したいなあと思うものを数冊残しておきました。
これまでに読んだ小説の中で一番好きなものは、変わることなくアリステアマクリーンの
「女王陛下のユリシーズ号」ですが、それ以外にも好きな小説はいくつもあるので、
これからときどき紹介していきます。

スティーブンハンターといえば伝説のスナイパー、ボブ・リー・スワガーシリーズが有名で
おじさんも大好きなのですが、この作品はスワガーシリーズがはじまる5年前
1988年(日本での出版は翌年)に発表されたハンター初期の傑作長編です。

メリ-ランド州の山中に作られた核ミサイルサイロが、謎の武装集団に占拠され、
ソ連に向けて発射されようとしている。
発射されれば、全面核戦争となり世界は滅亡する。
それを阻止するため、特殊部隊デルタフォースが送り込まれた。
タイムリミットは真夜中。
世界の存亡をかけた壮絶な戦闘が開始される。

とまあ、こんな内容のお話です。
このお話はたった1日の物語です。
その日の朝、事件は起こり、デッドリミットの真夜中の12時に向けて、
多彩な人物が怒涛のドラマを繰り広げます。
将軍と呼ばれる武装集団のリーダー、デルタフォースの指揮官、サイロの設計者、FBIのエージェント、
トンネルネズミと呼ばれる黒人のベトナム帰還兵、そのトンネルネズミと戦ったベトナム人女性、
戦闘のアマチュアである州兵たち、A-10地上攻撃機のパイロット、
武装集団に拉致され無理やり連れてこられたアメリカ人溶接工、ワシントン勤務のソ連のスパイなど
多くの人物が登場し、それぞれの視点で物語が進行します。
これらの人物が丁寧に描かれているので、感情移入(あるいは反発)しやすく、
読者は物語にグイグイ引き込まれていきます。

ハンターの小説はガンファイトのシーンにその神髄がありますが、ここでもそれは如何なく発揮され、
クライマックスの地下サイロでの戦闘の迫力はすさまじいものがあります。
武装集団の狙いが次第に明らかになり、登場人物が次々に命を落とし、
ストーリーがどういう結末を迎えるか全く予想がつきません。
ハラハラドキドキ、読みだしたら途中でやめるのが難しい本の一冊です。

ひとつのシーンが盛り上がりこの先どうなるんだろうと思わせるところでシーンが切り替わり、
次のシーンでもいいところでまた次のシーンに切り替わりと、まるでよくできたアクション映画のように、
読者をじらしページをめくる手を止めさせません。
実際、ハンターは映画化を意識してたのじゃないかと思わせます。
ジョンマクティアナンが撮ったら、ダイハードのような痛快アクション映画になること請け合いです。

こういうハナシがお好きな方は是非お読みください。

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プロフィール

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Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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