ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

ペーパークラフトを作ってみよう 2

Category: ペーパークラフト  
1/24 エプソンNSX編 2

さて、何を思ったかドイツの駅をほっといて、またも横道にそれているヒロナリさん。
ペーパークラフトの続き、いってみましょう。

DSC01329.jpg

では、サイドパネルを組み立てます。
まずは、これだけのパーツを切り出します。
これは右側用で、左側用も同じだけパーツがあります。
この頃になると大分慣れてきましたが、それでも左右12パーツを
輪郭線からずれないように丁寧に切り出すのは思った以上に手間です。

DSC01328.jpg

そして、断面をタッチアップ。
黒はマジックで済ませましたが、エプソンブルーはそうはいかないので、
リキテックスを調色して筆の腹を使って塗っていきます。
初めはブルーのサインペンを使いかけたのですが、油性サインペンは浸透性が高く、
表面の印刷面までシミになってしまうので、アクリル絵の具のほうが調子よくいきます。

DSC01330.jpg

谷折りの部分は、鉄筆で折れ線を入れてやります。
山折りは裏側に折れ線を入れるのですが、裏面は当然アタリ線が無いので、
表面のアタリ線の始点と終点に小さな切込みを目印に入れ、
裏返してこの切込みを定規でつないで折れ線を入れます。
これは必須の作業で、折れ線無しで紙を折ると変なシワができて
シャープな仕上がりは望めません。

DSC01331.jpg

サイドパネルにはゆるいアールがつくので、パーツを手のひらに乗せ、
金属の棒を転がすように押し付け、クセをつけてやります。
そのあと、のりしろの表面を薄く剥いで、ようやく下準備は完了です。
サイドパネル左右分のパーツの下準備をするのに、2時間くらいかかります。
プラモデルに比べるとお手軽に思われたペーパークラフトですが、どうしてどうして
全然お手軽じゃありません。
プラモデルなら、ランナーからパーツを切り取ってパーティングラインをとってやったら
下準備完了なので、ペーパークラフトのほうがより大変かもしれません。
まあ、そのかわりプラモデルには塗装やデカールという作業がありますから、
総合的にはプラモデルのほうが大変です。

DSC01332.jpg

で、これらのパーツを接着したら、こうなります。
すごいなあ、とても立体的。
エプソンやダンロップのロゴのところのリブは印刷表現で、実際に凹凸があるわけではないのですが、
凹凸があるように見えるところがすごいですね。
そして、本当に感心するのがパーツの精度です。
こんな細長い曲線で構成されたパーツなのに、貼り合わせていくと始点と終点がピタリと合います。
ピタリと合わないときは、作り手が下手なだけです。
ずれないように歪まないように貼り合せるのもけっこう大変で、
サイドパネル左右を作るのにやはり2時間くらいかかります。

DSC01333.jpg

前回作ったボディ上部と組み合わせると、おおっ!カタチが見えてきました。
すごいよね、ペーパークラフトの設計者って。
3次曲面で構成された車体を、複数の平面のパーツに因数分解して、それを貼り合せると
1ミリの狂いもなく実車とほぼ同じ形になるなんて、ものすごいことだと思います。
もちろんコンピュータの力を借りているのでしょうが、どこでパーツを分割して
どういう構成にするか、どういう順でパーツを組んでいくのが理想的か、
そういうことを考えるのはやっぱり人間の頭です。
このキットの設計者、篠崎均氏に敬意を表します。

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Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
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