ヒロナリさんのモケーな日々

ミリタリー系のプラモ、フィギュア、ディオラマの製作過程を紹介します。写真をクリックすると大きな画像が見られます。

M109パラディン自走砲 5

Category: M109パラディン自走砲  
製作再開!

早くも3か月も間が空いてしまいました。
2月から今までずっと忙しくて、模型も作っていられませんでしたが、
ゴールデンウイークに少し作業が出来たので、久々の更新です。

さて、キャタピラを作るのですが、スカイボウの可動式キャタピラを使う予定でした。
ところが組んでみると、どうも具合がよろしくない。
履板の両側からエンドコネクターをはめ込む方式なのですが、嵌合がキツキツなので、
エンドコネクターの並びがガタガタになっちゃうんだな。
嵌合が緩いと抜けちゃうからしょうがないんだけど、どうもあんまりおもしろくないなあ。

クリスティータイプの足回りは、起動輪と誘導輪の間に垂れ下がったキャタピラの
緩いカーブが魅力だとおじさんは思っているので、ここのエンドコネクターがガタガタしてると
魅力が半減しちゃいます。
なので、キット付属のベルト式キャタピラを試してみます。

M109パラディン自走砲 キャタピラ

こいつは履板の裏側に何か所かボッチが出てるので(赤丸のトコね)、切り取るのを忘れないように。
それよりも材質がゴム系の樹脂なので、御覧のようにひきつったような形状になってしまっていて、
金属の硬質感が無いのが気になりますね。

M109パラディン自走砲 キャタピラ弛み

でも車体に装着すると、おおっ!いいじゃん!
この樹脂は比較的重いので、自重で自然なカーブを描いて垂れ下がってくれます。
美しいじゃないですか。
コレ、なんにも加工してません。
ただ、はめただけです。
これで充分!
スカイボウの可動式キャタピラはイタレリのM109を作る時にとっときましょう。
たぶん、そんな時は来ないけど。(笑)

M109パラディン自走砲 砲身基部

続きまして、砲関係いきます。
キットにはアルミ製の砲身が付属していて、スプリング内蔵でリコイルのアクションを楽しめます。
そのため、強度を確保するために、砲身基部は真鍮のパイプになっています。
その基部を囲むカバーが4分割されていて、これの位置決めがむずかしいっ!
説明図と実車写真をよく見て組みましょう。

M109パラディン自走砲 砲身

これにアルミ砲身を組み込みます。
車体色はサンド、マズルブレーキだけブラックという塗装例を選択したので、
塗装のしやすさを考慮して、マズルブレーキは後ハメできるよう、ダボを削っておきます。

M109パラディン自走砲 砲身取付け

出来上がった砲身を砲塔パーツに組み込みます。
これが難儀しました。
砲身基部は複数の繊細なパーツの集合体なので、接着の際の些細なズレが
だんだん増幅していって、砲塔パーツに組み込む時にパーツ同士が干渉しあって
うまく納まりません。
どこが干渉してるか見極めて、あっちこっち削ってどうにか納まりました。
これはキットの精度が悪いのではなく、精度が良すぎて、かえって接着作業の正確さが
シビアに要求されるのです。
うーん、初心者にはちょっとキビシイかな、このキットは。

M109パラディン自走砲 砲塔ハッチ

砲塔左前部のハッチには、付属のエッチングパーツを使用します。
エッチングパーツは付いてるわ、アルミ製砲身は付いてるわ、
別売りのディテールアップパーツを買う必要はないですね。

M2重機関銃加工前

さあ、お楽しみのM2重機関銃です。
おじさん、この銃が大好きなのですが、AFVクラブのM2は大変精密にできているので
とても期待していました。
バレルジャケットの放熱用の穴がちゃんと抜けているのがうれしいところですが、上2列と下2列は
金型の抜き方向の関係でどうしてもきちんと抜けません。

M2重機関銃加工後

で、ピンバイスで穴を開け直しておきます。
うーん、肉眼で見ると全然OKですが、アップで見るとイマイチですね。

M2重機関銃

でも、完成すると、すんごいカッコイイ!
立体感、精密感ともに文句なしの出来栄えです。
思えばおじさんが子供の頃、キットについてたM2は本体、弾薬受け、支持架の
たった3パーツで構成されていました。
中学生の頃は、実物に近づけようと、グリップやチャージングハンドルを
プラバンと伸ばしランナーで作ったりしました。
それが今や、キット素組みでこの精度!
支持架まで入れるとパーツ数なんと19個!
恐ろしく進化したものです。
あと、付け加えるとすれば、紛失防止用のチェーンくらいでしょうか。
何かのエッチングパーツの残りがあったかもしれません。
探してみよっと。


M109パラディン自走砲 4

Category: M109パラディン自走砲  
車体パーツの取り付け

あっという間にひと月以上たってしまいました。
ようやく仕事にキリがついたので、久々の更新です。

さて、パラディンちゃんですが、トラベルロックを作ります。
これが凄い!
実に14パーツから成っていまして、恐ろしく精密です。
ただ、組立てにやや無理があります。

トラベルロック

赤丸で囲った5か所の穴に、シャフト部分をはめ込めという指示ですが、シャフトの先端には
位置決めのためのダボがありまして、こいつが邪魔をして5か所同時にはめ込むなんて絶対ムリ!
ダボをある程度削って(全部削ると位置が決めにくくなります)様子を見ながらはめ込みましょう。

それから、車体への取り付けの溝(赤い矢印)は自分で開けたのですが、
ちょっと大きすぎて隙間が出来てしまいました。
あららら。
じゃ、まあリカバリーしましょう。

溶接跡

隙間をふさぐのとディテールアップを兼ねて、溶接跡を再現します。
やり方は模型雑誌でも紹介していますが、わりと簡単。
伸ばしランナーを接着して、タミヤの流し込み接着剤を塗ってランナーを柔らかくしたところで、
目打ちなどの尖ったものでつついてテクスチュアを付けます。
はい、これでOK。

トラベルロック

で、このトラベルロックは可働しまして、起きている状態から倒しますと、
砲身を固定するアームが連動して開きます。

トラベルロック

パーツが繊細なので組立てには注意が必要ですが、ていねいに組み立てれば、
このアクションを楽しむことができます。ちなみに倒れてるのを起こしても、
残念ながらアームは閉じたりはしません。
悪しからず。

後部ドア

後部ドアのヒンジもはめ込み式ですが、やはり同じようにダボを少し削らないとはまりません。
もっとも、ドアを固定するならダボを全部削って接着してしまえば簡単です。

説明書訂正

さて、ここで説明書の間違いを見つけました。
パーツの番号が違っていたり、パーツそのものを書き漏らしていたりします。
ランナーに残っていたパーツから類推して、赤ペンで書き込んだものが正しいと思われます。

後部パネル

で、後部パネルはこのようになります。

スペード

ここへ駐鋤(スペード)をとりつけると、とてもメカニカルでいいですね。
スペードには少しヒケがみられましたが、折りたたんでしまえばほとんど隠れてしまうので、
パテ埋めはサボりました。あはは。


M109パラディン自走砲 3

Category: M109パラディン自走砲  
明けましておめでとうございます

MATV-MRAP

2016年も始まってすでに5日経っております。
遅ればせながら、新年のごあいさつをさせていただきます。

昨年は、3月に建築模型オフィスブラボーワンという個人事務所を立ち上げ、
おかげさまで、ここまでどうにかやってこられました。
自分一人で始めた商売なので、初めての経験ばかりで戸惑うこともたくさんありましたが
少しずつお客さまも付きはじめ、これからもがんばっていこうと思っています。

このブログでも建築模型の作り方をご紹介したりしていましたが、
これからは建築模型の作り方はホームページ内のブログで扱い、
「ヒロナリさんのモケーな日々」では、趣味のプラモデル関連に
絞っていきたいと思います。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。

さて、今日はパラディンの車体前部を組んでいきます。

雨などで濡れた戦車の車体の上で足を滑らすと大変危険です。
そのため、たいていの現用AFVの車体上面には、ザラザラした滑り止めの
特殊なコーティングが施されています。
このキットでは、砲塔上面には最初からこのアンチスリップコーティングがモールドされていますが、
バリエーション展開を考慮してか、車体上面にはありません。
そのかわり、こんなものが付いてきます。

アンチスリップ

ザラザラした半透明の糊付きのシートです。
これを台紙からはがして所定の位置に貼るわけです。

アンチスリップ接着

これ、実際にやってるところ。
気泡が残らないようにこすっています。
シートにはコシがあり貼りやすく、糊は結構強力なので塗装作業ではがれる心配も無さそうです。
こいつぁいいや!
とてもお手軽にアンチスリップが再現できます。

点検ハッチ

こちらはアンチスリップを貼ったトランスミッションの点検ハッチです。
このキットではハッチはすべて可動、あるいは開閉選択できます。
ですがおじさん、今回は全て閉じるつもりなので、全部閉状態で接着固定してしまいます。

手すりディテールアップ

ハッチの取っ手はちゃんと別パーツですが、ここは洋白線で作り直します。
キットのパーツはとても繊細で、ゲート跡の処理がしにくいので、作り直したほうが手っ取り早いのです。
ただし、目分量でやったので、ぴったりの寸法のものが作れるまでにこんなにロスしてしまいました。
どっちがラクだかわかりゃしない。(笑)

ハッチ接着

トランスミッションの点検ハッチを接着しました。
相変わらず、ピタリと納まります。

手すりディテールアップ

ドライバーズハッチの取っ手も作り直します。
こっちは同じ大きさのものを2つ作らねばならないので、
あらかじめプラバンでゲージを作りました。
しかし、取っ手が2つあるハッチって初めてです。
このハッチは、本体の上に少し隙間を開けてもう1枚装甲板が付いているので
重いから両手で持たないと動かないのでしょうかね。

ドライバーズハッチ

ハッチのロックレバーもついでに作り直しておきます。
ペリスコープはクリアパーツが用意されていますが、今回はカバーを閉じてしまうので
せっかくのクリアパーツは生かせません。

排気管

排気管にはエッチングパーツが用意されています。

謎のパイプ

おじさんには何の用途かわかりませんが、エンジンルームからパイプ(Q23)が出ていまして、
そのまま接着すると、これが車体側面へはみ出しすぎるような気がしました。
そんな時は実車を見ましょう。
おじさんが頼りにしているのは「プライムポータル」というサイトで、
ここには古今東西の軍用車両の写真があります。
世界中のマニアが博物館や軍の施設で撮ってきた写真を投稿するサイトで、
たいていの車両が揃っています。
しかもモデラー的な視点で撮っているので、ディテールがよく分かり、とても重宝しています。
AFVだけではなく、火器、軍用機、軍艦、ロケット、鉄道、農業用トラクターなんかも
あったりするので、一度覗いてみてください。

http://www.primeportal.net/the_battlefield_armor.htm

で、実車を見たところ、付け根のパーツ(C9)のリング状の部分を削れば
ちょうどうまく収まります。
上の写真が正しい位置です。

エンジンカバー接着

エンジンカバーを取り付けます。
ここも可動して、カパッと開くことができますが、今回は閉位置で接着してしまいます。

前照灯

前照灯はレンズがクリアパーツになっているので、塗装を済ませてから
レンズを接着することにします。
マッドフラップは接着の効く軟質ゴムパーツです。

さて、今日はここまで。
休み明け、明日からは新しい仕事が入っているので、パラディン製作記もしばらくお休みします。
仕事のキリがついたら、また始めますのでよろしくね。


M109パラディン自走砲 2

Category: M109パラディン自走砲  
足回りの組み立て

しばらく間が空きましたが、ちゃんと製作は進めていますよ。

さて、戦車模型で何が面倒って、足回りですよね。
いくつもいくつも転輪を整形して、ゴムを塗り分けて、その上、別売りの連結式キャタピラなんぞ
買おうものなら、気の遠くなるような地味で退屈な作業が延々と続きます。
でも、避けては通れません。
気合を入れてやってみましょう。

このキットでは転輪のリムが内側に巻き込んでいるのを再現するため、、パーツが分割されています。
そのため、普通2個のパーツで構成されている転輪は、このキットではパーツが4個あります。
(ポリキャップも入れたら5個)
しかもパーツは3か所のゲートでランナーにつながっているので、ゲートの処理だけでも大変。

転輪

そのうえ、突出しピンの跡の処理もあります。
普通、突出しピンの跡ってなるべく目立たないように成形されてるもんですが、このキットでは
細いパイプ状のものが思いっきり飛び出しています。
かえって削りやすくて、いいと言えばいいのですが。

ゲートの跡

なるべくゲート跡の処理の手間を省くために、ゲートを残したまま位置を合わせるようにして
パーツを接着します。
こうしておいて、ゲートを切り飛ばし、接着ラインごと一気に成形します。
この作業はペーパーやヤスリより、デザインナイフによるカンナがけのほうがやりやすいようです。

誘導輪

小さな穴を再現するため、誘導輪も二つのパーツに分割されています。
左から順に、ゲートを残して接着したもの、ゲートをカットしたもの、カンナがけしたもの、
ピンバイスで穴を開け直したものです。
カンナがけすると小さな穴にプラの削りカスが詰まってしまうので、
穴は開け直したほうがいいでしょう。

パーツ完成

さあ、起動輪、転輪、誘導輪が出来ました。
これだけ見るとたいしたことないように見えますが、結構手間がかかります。
日をあけると嫌になってしまうので、時間が取れる時に音楽でも聴きながら
勢いで一気にやってしまいましょう。

でもまだ、組み立て式のキャタピラがあるんだよなあ。
はあ~。



M109パラディン自走砲 1

Category: M109パラディン自走砲  
久しぶりの製作記事!

昨年の3月以来、建築模型にかかりきりで、全然プラモデルを作っていませんでした。
最近一段落してきて、どうにもプラモデルを作りたくなってきたので、
久々にプラモデルの箱を開けました。

M109パラディン

お題はパラディン!
いや、本当ならドイツの駅を作らねばならないのですが、
建物や小物はスクラッチしなければならないので、とても面倒。
なんかさ、パーツをパチパチ切り出して接着していく作業が恋しくてねえ。
フツーのプラモが作りたくなっちゃって。
作りたいものはいっぱいあるのですが、今回はこいつを選びました。

M109パラディン。

車体に比べてやたらと砲塔がデカく、長大な砲身にこれまた巨大なマズルブレーキ。
ディフォルメなんかしなくても、そのまんまでマンガチックにディフォルメしたような
スタイルが魅力的な車両です。
AFVクラブのキットは、うっとりするくらい精密で細かなパーツがぎっしり詰まっていて、
製作意欲をそそられます。
こいつに、13年前に買ったスカイボウの連結式キャタピラを組み合わせて作ってみよう!

箱組み

まずは、車体から。
このキットはバスタブ式ではなく、板状のパーツを箱組みしていきます。
ここは組みあがったとき車体がゆがまないよう、慎重に組まなければなりません。
そのため、接着の順序をよく検討しましょう。
まず、底板に側面と背面のパネルを接着してきちんとした基準を出します。
次に、反対側の側面、スポンソン、側面上部、前面の順に接着していくとよいでしょう。
パーツの精度は素晴らしく、注意深く作業すれば全く隙間なくカチッと組み上がります。
気持ちいいっ!

パーツ加工

前面パネルにはちょっとした加工が必要です。
トラベリングロックを取り付けるための縦長の穴を3本開け、その上の穴をプラバンでふさぎ、
その右側に小さな穴をピンバイスで開けておきます。

車体

車体が出来ました。
これだけ見ていると、自衛隊の73式装甲車に似てますね。
自衛隊車両も主要な装備はあらかたキット化されましたが、そういや73式はまだでしたねえ。
60式も出したことだし、ファインモールドさんあたりが出しそうですが、でも売れるかなあ?

トーションバー

可動式のトーションバーを取り付けます。
実車と同じ構造でバーのねじれを利用してサスが効くのですが、バーそのものが細いので
折れやしないかとちょっと心配になります。
でも、大丈夫。
可動させても小さなストッパーが車体に当たって、可動域は1.2ミリくらいしかないので、
これくらいなら折れる心配は全くありません。

車体

上面パネルを接着します。
スゴイ、この精度!
上面パネルは3つのパーツから成っていますが、本当に隙間なくピッチリ納まります。
ホント言うと、0.5ミリほどズレが出たのですが、よく見るとパーツの一つをおじさんが
ずらして接着してしまったのが原因で、まだ生乾き状態だったので接着し直したら、
キレイに納まりました。
よく出来たキットを作るのはとても楽しいです。

じゃ、今日はこのへんで。




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プロフィール

bravo-1

Author:bravo-1
60年生まれ。小学生の頃からの
戦車模型ファン。
でも完成品は、年に2~3点。
建築模型の事務所を開業しました。
よろしくお願いします。

建築模型オフィスブラボーワン
http://bravo-1.wix.com/home

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